エルアル・イスラエル航空、成田3月就航 787で週2往復
 

エルアル・イスラエル航空(ELY/LY)は、開設を延期しているテルアビブ-成田線を現地時間3月1日に開設し、成田発は5日から運航を始める。当初の計画より3年遅れでの就航で、イスラエルから日本への定期便は初めて。

テルアビブ-成田線を開設するエルアル・イスラエル航空。写真は成田に到着したチャーター便=19年9月14日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

 

 

週2往復で、テルアビブ発は水曜と土曜、成田発を木曜と日曜に設定する。3月23日までの運航スケジュールは、成田行きLY91便がテルアビブ・ベン・グリオン国際空港を午後8時45分に出発し、翌日午後3時15分着。テルアビブ行きLY92便は午後5時15分に成田を出発し、午後10時45分に到着する。

 

3月24日から11月30日までの運航スケジュールが決定しているが、運航日はこれまでと同じものの、発着時刻が曜日により異なる。

 

初便の機材は2月11日時点ではボーイング787-9型機を予定。座席数は3クラス271席(ビジネス32席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー204席)となる。同社は787-8(3クラス238席:ビジネス20席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー183席)も運航している。

 

成田では第1ターミナルを使用。全日本空輸(ANA/NH)が加盟する航空連合・スターアライアンス各社や、エールフランス航空(AFR/AF)などスカイチーム各社と同じターミナルになる。

 

テルアビブ-成田線は当初、週3往復で2020年3月11日の就航を計画していた。その後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で同年4月4日に後ろ倒ししたものの、感染拡大で延期していた。

 

国土交通省とイスラエルの航空当局は、両国間の路線について2015年7月に協議。成田-イスラエル間の定期便は、両国の航空会社で週14往復まで合意している。これまで両国間の定期便はなく、チャーターのみの運航だった。

 

運航スケジュール
3月1日から23日
LY91 テルアビブ(20:45)→成田(翌日15:15)運航日:水土
LY92 成田(17:15)→テルアビブ(22:45)運航日:木日

3月24日から11月30日
テルアビブ→成田
LY91 テルアビブ(20:45)→成田(翌日14:15)運航日:水
LY91 テルアビブ(23:30)→成田(翌日17:00)運航日:土

成田→テルアビブ
LY92 成田(16:15)→テルアビブ(22:45)運航日:木
LY92 成田(19:30)→テルアビブ(翌日02:00)運航日:日