ベトナム航空、日本路線に787-10 大型化・臨時便で提供座席30%増=年末年始 

 

 

ベトナム航空(HVN/VN)日本支社は11月28日、ホーチミン-成田線などの日本7路線について、12月から2023年1月の一部日程で機材を大型化し、ボーイング787-10型機を投入すると発表した。

 

また、中部2路線で年末に臨時便を設定する。年末年始を中心とした機材大型化と臨時便により、期間中の提供座席数は当初の計画比で約30%増加する。

ベトナム航空の787-10(ボーイング提供)

 

 

—記事の概要—
7路線に787-10
中部2路線臨時便

 

7路線に787-10

787-10に大型化する7路線の内訳は、ホーチミン発着が成田と中部、関西の3路線、ハノイ発着は羽田と成田、中部、関空の4路線。12月4日から1月10日までの計14往復に787-10(2クラス367席:ビジネス24席、エコノミー343席)を投入し、提供座席数を増やす。投入日は路線により異なる。

 

通常はホーチミン-成田・中部とハノイ-羽田・成田・中部の5路線には787-9(2クラス274席:ビジネス28席、エコノミー246席)を、ハノイ-関空とホーチミン-関空の2路線にはエアバスA350-900型機(2クラス305席:ビジネス29席、エコノミー276席)を投入している。

 

ベトナム航空は787-10を8機導入する計画で、これまでに4機受領済み。導入する8機はいずれもリース機で、航空機リース会社エアリース・コーポレーション(ALC)からのリースとなる。同社によると、これまでも臨時便や機材繰りにより、日本路線には不定期で投入しているという。

 

中部2路線臨時便

中部臨時便に投入するベトナム航空のA321(資料写真)

PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 

 

臨時便は12月22日にハノイ-中部線、30日にホーチミン-中部線で運航。いずれも1往復ずつ設定し、A321(2クラス178席:ビジネス16席、エコノミー162席)を投入する。

 22日のハノイ発VN5346便は午前2時に出発し、中部へは午前8時に到着。ハノイ行きVN5347便は午前11時15分に中部を出発し、午後3時に着く。

 30日のホーチミン発VN5340便は午前1時5分に出発し、中部着は午前8時35分。ホーチミン行きVN5341便は午前11時に中部を出発し、午後2時25分に到着する。

 

787-10投入便と対象日
VN301/300 ホーチミン-成田 対象日:12/4、22
VN347/346 ハノイ-中部 対象日:12/20、1/3、5、10
VN385/384 ハノイ-羽田 対象日:12/21、23
VN341/340 ホーチミン-中部 対象日:12/21
VN331/330 ハノイ-関西 対象日:12/21、22、24
VN311/310 ハノイ-成田 対象日:12/22
VN321/320 ホーチミン-関西 対象日:12/24

 

臨時便の運航スケジュール
ハノイ-中部
VN5346 ハノイ(02:00)→中部(08:00)運航日:12/22
VN5347 中部(11:15)→ハノイ(15:00)運航日:12/22

ホーチミン-中部
VN5340 ホーチミン(01:05)→中部(08:35)運航日:12/30
VN5341 中部(11:00)→ホーチミン(14:25)運航日:12/30