ANA、関空12年ぶり初日の出フライト 羽田・成田は787-8

 

全日本空輸(ANA/NH)は11月15日、年始恒例の「初日の出フライト」を2023年1月1日に実施すると発表した。羽田・成田発着に加え、12年ぶり関西空港発着も用意する。

 

ANAの初日の出フライトNH2020便から見た初日の出と富士山

20年1月1日午前6時57分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 

 

3コースとも、ANAマイレージクラブ(AMC)会員を対象に抽選販売する。申込期間は11月15日午後2時から22日午前10時まで。申し込み多数の場合は抽選で、空席がある場合に一般販売もし、12月13日午後2時から受け付ける。

 

—記事の概要—
23回目羽田に787-8
成田は3回目
関空は12年ぶり

 

23回目羽田に787-8

羽田発着にはボーイング787-8型機の国際線仕様機を投入。2001年にスタートし23回目となる今回は、NH2023便として運航する。予定スケジュールは、午前4時ごろ羽田に集合して午前5時30分ごろ出発し、長野県伊那市上空で初日の出を観賞。その後、富士山を遊覧し、午前7時50分ごろ羽田へ戻る。

 

1人あたりの料金は、プレミアムクラス(通常はビジネス)の窓側席8万2000円、窓側の翼上席が7万2000円、通路側が5万2000円。普通席(同エコノミー)は窓側が6万1000円、窓側の翼上席が4万6000円、通路側が2万6000円となる。

 

成田は3回目

3回目となる成田発着はNH2030便として運航。機材は羽田と同じく787-8の国際線仕様機を投入する。予定スケジュールは、午前4時ごろ成田に集合して、午前5時45分ごろに出発。午前6時ごろに成田を離陸し、長野県伊那市上空で初日の出を観賞する。その後、富士山を遊覧し、午前8時30分ごろ成田へ戻る。

 

1人あたりの料金は、プレミアムクラスの窓側席7万9000円、窓側の翼上席が6万9000円、通路側が4万9000円。普通席は窓側が5万8000円、窓側の翼上席が4万3000円、通路側が2万3000円となる。

 

成田での初日の出フライトは2021年に開始し、今回が3回目。過去2回は総2階建ての超大型機エアバスA380型機で運航した。

 

 

関空は12年ぶり

2011年以来12年ぶりの開催となる関空発着には、エアバスA320型機を投入し、NH2004便として運航する。予定スケジュールは、午前4時ごろ関空に集合して、午前5時40分ごろに出発。静岡県牧之原市上空で初日の出を観賞し、富士山を遊覧後、午前8時ごろ関空へ戻る。

 

1人あたりの料金は、プレミアムクラスの窓側席が95,000円、通路側が65,000円。普通席の窓側席が68,000円、窓側の翼上席が53,000円、通路側が46,000円となる。

 

  ◇

3コース共通で、機内食としておせち風の弁当を提供。搭乗証明書のほか記念グッズをプレゼントする。プレミアムクラスの利用客にはフィナンシェをデザートに提供し、アメニティポーチも用意する。