『ウ・ヨンウ』『賢い医師生活』で一気にブレイク候補に!“春の日差し”ハ・ユンギョンの魅力 
 

多くの人に愛され、8月18日に惜しまれつつも幕を下ろしたENAドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。本作は、自閉スペクトラム症を持つ主人公ウ・ヨンウ(演者パク・ウンビン)の純粋な視点で、毎回、社会全般にわたる問題、悩みを描き、意味深い面白さで好評を得た。

 

ウ・ヨンウというハッキリとした個性を持ったキャラクターたちも楽しさを加え、出演した俳優たちも多く愛された。

その中でもハ・ユンギョンが演じたチェ・スヨンは、ウ・ヨンウと同じほど多くの愛を受けたキャラクターだ。

■『ウ・ヨンウ』では等身大のキャラクターを熱演

ドラマ序盤、スヨンは独特な自己紹介をするヨンウを「そんなことしてはいけない」と叱り、回転ドアに閉じ込められた姿を見て「バカ?」と一喝。またロースクール時代、「オ・イル・ウ(韓国語で“どうせ1位はウ・ヨンウ”という文章を略した言葉)」だったとし、嫉妬や劣等感を素直にあらわしていた。

 

 

画像=『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』)チェ・スヨン約のハ・ユンギョン

 

 

しかしスヨンは同期のクォン・ミヌ(演者チュ・ジョンヒョク)とは違った。ヨンウに対して複雑な気持ちやモヤモヤを抱えてはいたが、同期としてサポートする場面も増えていった。そんなスヨンにヨンウは、明るくて暖かく、優しい人だと言い、キラーフレーズの“春の日差し”のようだと話した。

 

ヨンウが天才的な能力を持つファンタジーな人物だったとするのならば、スヨンは視聴者になろうとする人物だ。スヨンは視聴者に、社会的弱者に配慮し、尊重しなければならない理由を悟らせた。

 

だからといって、教科書のような、ありきたりな人物ではない。嫉妬し、仕事と恋に失敗するなど、人間臭いキャラクターで英雄のように成長していった。

魅力あふれるスヨンという役を、ハ・ユンギョンは立体的かつ几帳面に演じきった。憎たらしさとに優しさの最適なバランスを見つけ出し、スヨンの多様な感情の中心を理解するために絶えず努力し続けたのだ。


それだけでなく、スヨンの話し方、表情まで詳細に演じただけでなく、スタイリングにも気を使い、キャラクターの完成度を高めた。

 

■幅広い役を演じわける演技力

 
(写真提供=OSEN)ハ・ユンギョン
 
 

ハ・ユンギョンの淡白ながらも繊細な演技を視聴者たちも見逃さなかった。

「演技が上手だ」という好評とともに、「春の日差しそのもの」「ヒーリングキャラクター」「作品にたくさん出てください」「今後がさらに期待できる」とし、ハ・ユンギョンに対する熱烈な関心と応援を送っている。

 

前作『賢い医師生活』では、凛々しくも若々しい脳神経外科のレジデントのホ・ソンビン役で大衆に存在を印象付けたハ・ユンギョンは、演劇、映画、ドラマと多方面で幅広く活動している。

特に最近、tvN短編ドラマ『オフィスで何をするShare?』(原題)の元カレと微妙な関係の男性との間で悩むウィ・ダイン、映画『ギョンアの娘』のデジタル性犯罪に巻き込まれて日常を根こそぎ奪われたヨンスと、全く異なるキャラクターを演じきり、賞賛を浴びた。

 

『ウ・ヨンウ』が終了した現在、ブレイク候補へと一気に浮上したハ・ユンギョンの次回作に、多くの人々の関心があふれている。熱い関心のなか、ハ・ユンギョンの成長曲線に期待したい。