主演女優が“タイトル”を調理しながら語る裏側?映画『ミナリ』が30万人を記念して特別動画を配信!

 

 

韓国で観客動員数30万人を突破した『ミナリ』の主演女優が、大ヒットを記念して予告した動画が話題だ。

 

『ミナリ』は、1980年代に希望を求めて“見知らぬ地”アメリカに渡った韓国人家族の特別なストーリーが描かれている。

 

世界の様々な映画賞で89冠を達成している本作は、韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョン(韓国名チョン・イサク)監督が伝える“心の言語”が世界を魅了し、ゴールデングローブ賞に続き、アメリカの放送映画批評家協会(BFCA)が主管するクリティクス・チョイス・アワードでも最優秀外国語映画賞を獲得した。

 

数々の受賞以外にも、世代を超える観客動員数が本作の注目度を如実に表している。

3月3日に韓国で公開された『ミナリ』は、9日基準のCGV観客動員数の分析結果で、20代が23%、30代が31%、40代が22%、50代以上が24%となり、同時期に公開された他作品と比べて、世代間の偏りが少ないという点が非常に興味深い。

 

映画『ミナリ』韓国版メインポスター

 

 

それだけでなく、韓国の劇場で1日あたりの観客数が20万人を突破したのは、2020年11月15日以来のことで、『ミナリ』が凍りついた韓国劇場街に春風を巻き起こし、より熱い興行を記録するものと見られている。

 

■主演のハン・イェリがタイトルにもなった“あの野菜”を調理

そして観客動員数30万人突破を記念して主演女優のハン・イェリが、タイトルにもなった“セリ”を自ら料理し、率直なトークを交わす「最高の“イェリ”の秘訣-セリ編」の動画を公開することが決まった。

この動画ではセリの和え物とセリのチヂミを調理し、リー・アイザック・チョン監督と行った仕事の感想をはじめ、共演者たちと家族のように過ごした撮影現場の裏側、自身が歌ったOST(劇中歌)のレコーディングエピソード、映画が愛される理由など多彩な話題を展開する予定だ。
 

(写真提供=PANCINEMA)特別動画でハン・イェリが調理している様子

 

 

そして、劇中で母子関係を演じたデヴィッド役のアラン・キムは、ハン・イェリの誕生日を祝う映像からクリスマスカードを書いている写真まで、特別な内容を公開するようだ。

 

ハン・イェリがセリ料理を披露する特別動画は、SARAMエンターテインメントのYouTubeチャンネルで3月9日17時から視聴可能だ。

 

『ミナリ』はサンダンス映画祭の審査員大賞をはじめ、ゴールデングローブ最優秀外国語映画賞まで総なめにし、世界89冠を記録。今年度オスカーの有力候補作として注目を浴びている。

 

そして本作は日本でも3月19日に公開を控えている。