ブリュッセルからのワクチン第3便、ANAの787-9で成田到着

 

 

ワクチンを搭載、成田空港232番スポットに到着したJA891A

 

 

全日空(ANA)、DHLグローバルフォワーディングジャパン、ファイザーは2021年3月1日(月)、ベルギーから日本へ新型コロナワクチンを輸送しました。今回は、2月12日(金)の初便、2月21日(日)の第2便に続く第3便でした。初便は約6万4,000バイアル、第2便は約7万5,000バイアル、第3便は8万7,750バイアルを輸送しており、過去もっとも多いワクチンの輸送となりました。1バイアルあたり6回接種すると、今回の輸送は最大で52万6,500回分に相当します。

ベルギーから日本まで国際区間の空輸は、ブリュッセル発ANA9648便として現地2月28日(日)14時54分に出発、成田空港に3月1日(月)10時5分に着陸、スポットインは10時14分でした。使用した機材はボーイング787-9型、機体記号(レジ)「JA891A」でした。

着陸後、「JA891A」は成田空港貨物エリアの232番スポットに駐機。機内から迅速に貨物上屋へ輸送され、450箱がDHLのトラックに積み込まれ、各地へ送り届けられます。政府は医療従事者に続き、今週にも都道府県にワクチンを配送する方針を示しています。今後の空輸予定も勘案すると今回の空輸は、国内でのワクチン摂取の皮切りとなりそうです。

 

■過去のワクチン輸送と今後の予定