平泉の中尊寺・金色堂(なんと木造のお堂の中に二回りくらい小さな金色の社が立っていた)に立ち寄った後、夕方に盛岡行きの鈍行に乗った。そこで思いがけない夕焼けに出会う。

 

それが普通の夕焼けではなく、空が波状に紫色に染まる夕焼けだったのだ。こういうのは説明しても上手く伝わらない。写真参照。丁度次の停車駅が「紫波」だった。正に駅名とその景色が同じなのにもう一度ビックリした。ただ、盛岡でも姫神山でも何人かにその感動を伝えたのに皆さん反応薄だった。岩手県民にとって紫の夕焼けってごく普通にお目に掛かれるありきたりのモノなのだろうか?

<紫波の紫色の夕焼け>

翌日、岩手銀河鉄道・好摩駅を降りると、姫神山は遠目にスーッとなだらかな山に見えた。でもいざ登るとそれなりにキツい。最後の岩場を乗り越えると山頂に出た。山頂には幼稚園児が20人くらい居た。岩手山の眺望も良い。風力発電の風車も3機ほど見えた。

 

幸いにも現地の方とずっと話しながら登り、いろいろと教えて頂く。地元には姫神山になんと5700回くらい登っている方がいると聞く。その方が1日に6往復したので、負けじと1日に7往復もした強者がいるとか。紅葉の時期は終わっていたが、なかなか楽しい二百名山のヤマ旅だった。

<好摩駅より姫神山の遠景>