旅の最後に香港での定宿、The Royal Garden Hotel(帝苑酒店)に1泊した。かつて香港でCX便の乗り継ぎが上手くいかなくて、キャセイパシフィック航空に手配してもらえた九龍半島の先端部・尖東の五つ星ホテル。日本人も滅多に泊まっていないのも良いのだ。あと、宿泊客用のスマホを備えていたのも、2年くらい前のここが初めてだった。

概観こそ地味だけど、このホテルは何が良いって開放感と食事と屋上プールその全てだ。3Fから16Fまで吹き抜けになった空間は開放感がある。これは写真で見ると一目瞭然だ。

3Fから15Fまで広い吹き抜け。その上に屋上プールあり>

<ここからビクトリア湾と香港島を一望>

 

通常ホテルのrestaurantでそんなにimpactのある美味しさに出会う事は少ない。でもここは違う。以前宿泊した時にはイタリアンの名店Sabatiniの香港店にも入ってみた。生演奏もあったし、garlicをふんだんに効かせたトマトソースパスタも美味しかったし、もう閉店間際だったためか食後にチョコレートもドンと供された。次に泊まった時にシラッとサンダルで訪れたら、ドレスコードが相応しくないって理由で入店を断られた事もある。恥かしかった。

3Fの吹抜け空間にあるメインレストラン(The Greenery)のビュッフェでも、かつて中華風焼きそばやポテトグラタンなど普段使いの料理が美味しかった。今回は、塊肉を切り分けてくれたローストポークとローストビーフを食べてみた。皮はパリッと、そして中は柔らかくてしっとりしている。実はこの肉、スイスで食べたどの料理よりも美味しかったのだ。

<豚も牛もブロック肉は美味>