Di2化シリーズですが今回はせっかく全バラするので隅々まで磨き上げてコーティングをかけました。Di2の整備記録は出てきません。

 

 

 

 

 

 

以下本文。

 

 

 

 

コンポ一式を交換することになるのでほぼバラバラにしないといけません。エレクトリックワイヤは内装で配線するつもりなのでBBも外さないと。

 

 

 

 

 

(端折ります)

 

 

 

 

 

 

BBはまだ残して居ますが、バーテープ、STIレバー、チェーン、クランク、前後ディレイラー、ブレーキおよびシフトワイヤ取り外し。ここまできたらブレーキキャリパも邪魔になるので一旦取り外します。

 

この角度、好きですね。KUOTA KIRAL 改めて素敵な造形です。10分ほど眺めていられましたw

 

 

 

 

 

我に返って洗車しますw

 

私のクォータは艶消しの白×黒です。見えるところに大きな傷は付けて居ませんが、よくよく見るとマットカラーがくすんできています。特に白。

 

 

 

普段の洗車ではクランクがあって掃除ができないBB廻り。チェーンの油汚れか?

 

 

 

フロントタイヤの跳ね上げを食らうダウンチューブ下。というか、ここにマットホワイトってw 雨の日はおろか水溜りすら通りたくありませんマジで!

 

 

 

シートステー。リヤのブレーキキャリパーが付きますがシートステーが回転方向なので洗車のときにいつもここにブレーキシューのカスのような黒ずみが付着しててなかなか取れません。

 

 

すでにこれらは普通のシャンプー洗車では落ちません。今回こいつらと徹底抗戦の構えです。

 

普段使いのシュアラスターのカーシャンプーとエーゼットのAtoZクリーナープロとディグリーザーに追加で、

 

 

新兵器を投入。ヴィプロスの強力水性洗浄剤、ザ・ゾルブ。1600円、高ぇ!

 

 

くらえ!

 

※全力で汚れと戦うイメージ

 

 

 

 

 

…やったか?

 

 

 

 

 

※イメージ

 

!?

 

 

チップ(黒い粒々)は除去できましたがくすみは消えませんでした。

 

 


BB廻りの汚れにはほぼ効果無し。

 

マット塗装にコンパウンドを使うと艶が出てしまうので使えません。

 

2015年製のロード。年式なりの汚れと諦めて受け入れるしかないのか…。

 

強力水性洗浄剤より強力でコンパウンドほど攻撃性のないもの…考えあぐねた結果、

 

 

 

 

 

 

メラミンスポンジ!

 

とりあえずクランクに隠れそうな目立たないところを擦ってみると、

 

 

おぉ!!?

 

右のシートステーが磨き後、違いが分かりますか?

 

とれるとれる!

 

 

うおおぉ!!(感動)

 

謎のシミだけ除去できませんでしたがそれ以外はピッカピカ。黒い箇所も激落ちくんで磨いていますが艶無しマット調も保っています。

 

しかも水だけ。力もそんなに入れずに時間もかかりません。便利なカット入りw

 

近所のドラッグストアで280円、半分も使わずにフレームまるっときれいになりました。

 

 

 

 

実は色々試そうと重曹も買ってきてたんですが出番はありませんでした。

 

重曹はシンクの掃除にクレンザー代わりの研磨剤として使用できるみたいなので上のダウンチューブの謎のシミを研磨してみたんですが効果はありませんでした。

 

まあ使い方いろいろって書いてあるし、今度ソーダブラストでも試してみたいと思います。

 

 

 

 

 

艶消し塗装へのメラミンスポンジ使用についてはクォータではたまたま相性が良かっただけとも考えます。

 

そもそも艶消し塗装とはミクロレベルで表面に凹凸を作り反射率を下げて艶を低減させた塗装です。なのでコンパウンドで研磨して表面の凹凸が無くなってしまいツルツルになると艶が出てしまいます。

 

「艶消し塗装 メラミンスポンジ」で検索しても艶消し塗装のくすみ落としにメラミンスポンジを使用した人は居ないようです。代わりに出てくるのがプラモデルの塗装をメラミンスポンジで研磨して艶消し塗装にする方法。確かにクルマの艶々の塗装をメラミンスポンジで研磨すると艶が無くなってしまいます。表面に微細な傷がつくことで反射率が低減するためです。もしかすると今回私が行ったのはメラミンスポンジで純正の塗装の凹凸を削り落とし新たな凹凸を作って艶消しになっただけかもしれません。

 

いずれにせよメラミンスポンジによる汚れ落としは洗浄ではなく研磨です。塗装によっては艶が出てしまったりやりすぎると地肌が出てしまう危険があるかと思います。

 

 

 

それからヴィプロスのザ・ゾルブはフレームのくすみの洗浄においては効果を発揮できませんでしたが油汚れ系の部品洗浄においては強力な効果を発揮します。今後別の機会で大活躍します。

 

 

 

 

 

ピカピカになったとこでコーティングをかけます。コーティングは仕事で使っているクルマ用の物。特定されそうなので商品名は避けますが光沢5年保証のヤツです。さすがにクルマ1台分だと多すぎなので板金修理後なんかに使う部分施工キットを社割で安く仕入れました。それでも半分くらい余りましたけど。

 

 

とりあえず試しにBBワイヤーガイドのカバーに下半分だけ施工してみました。黒が深くなりますね、ガラス系コーティングなので少し艶も出ます。

 

 

エアーで洗車の水分を入念に飛ばした後、キットの専用溶剤で脱脂。コーティングを施工したらマイクロファイバータオルで入念に磨きます。

 

 

感動するほどピッカピカになりました。