★★★☆☆
元ゴールドマンサックスアナリストの知日家の方が日本病とその解決策を書いた本。
著者は、1990年までの日本の高度経済成長の要因は人口ボーナスにあると説き、それ以降の停滞を人口ボーナスが無くなったにも関わらず人口ボーナス前提の策しか打たず生産性向上策を講じて来なかったからだと説いてある。
今GDPや輸出額だとか色々な指標で日本の絶対数指標は世界上位にあるが、人口で割った一人当たり指標ではかなり下位であることも合わせて指摘している。
この生産性が上がれば、日本はGDP 1.5倍 平均年収2倍にできると。
移民による人口増策も必要かもしれないが、それより前にまずやるべきことは、一人当たり生産性の向上。その大きなポイントは女性の生産性向上。
では、どうやって生産性を上げるのか?
著者は企業経営者に生産性向上のプレッシャーをかけることだと明言している。つまり、株価向上のプレッシャーだと。株価向上の為に資本利益率向上に経営者は邁進し、資本利益率向上の為に、経営者は自社リソースを一生懸命活用して売上向上を目指す。従業員の生産性にも目を向け、従業員生産性向上すると給料も上がり内需も増えると。
そういう事かと妙に納得する一方で、本当にそうなのかなと腑に落ちないところもある。生産性ってじゃあどうすれば上がるのかが今いち理解できない。経営者にプレッシャーってどうやって?プレッシャー与えたら業績上がる?業績上がったら給料本当に上がる?その辺りが腑に落ちない。
ただ、今回確かにと思ったのは、日本の女性の年収が低いのは同じ仕事で男性よりも年収が低い訳ではなく、そもそも日本の女性は男性と同じ仕事を与えられていないからということ。企業に女性にもフル活躍してもらわないと困るくらいの業績向上プレッシャーがあると結果として女性活用進むということ。
ちょっと理解に時間がかかると思うのでもう数日この本の内容を考えながら過ごしたいと思う。
追伸 ということは日本株式は中期的にはこのストーリーで行けば上がるな。買いかな。
