平成元年式、三菱スタリオンの運転席シートの経年劣化と多頻度使用によるアンコ(強化ウレタン部)の沈みによる修理を加工しました。今から20年前に生産された車両で、ジャッキーチェンが映画の中で乗り回していた車両と同車種でとてもなつかしい記憶がよみがえります。バケットタイプのシートで、片や股などがサポート的にあたりがきつい部位は、強化ウレタン部が変形したり、ずれたり、最後はくずれてウレタン部がなくなってしまいます。フレームとの干渉もきつい為、社外のバケットシートなどにはよくみられるケースです。今回は予算の都合上、全て現状復帰という内容で、強化ウレタン部は廃車車両のシートから頂き、形状に合わせて成形し、特にフレーム部位周辺においては、補強した上でリペアしました。幸いシート地自体に「ほつれ」や「やぶれ」、「すれ」などがなかったので、違和感なくかなりいい具合に仕上がりました。カーディティリングはお客さまの要望や期待にどれだけこたえられるかと思います。「そんなことまでできる」と「それまで以上にできる」を日々目指して頑張ってます。