JR上中里駅へやって来ました
すっかり変わって奇麗になった駅前から南へ登る坂道は「蝉坂」
右手に緑に覆われた一角があり小さな階段の上に「西方不動尊」と書かれています
段上に「上中里不動尊」
右に「不動明王」左に「摩利支天」像が祀られています
不動明王の台石には享保二十年(1735年」と刻まれていて大変古い物の様です
昔この辺りには滝があり山岳信仰の修行を行う処だったとか
鉄道工事とか道路拡張とかで度々移設されて、此処に落ち着いたとの事です
向かい側に上中里七福神が祀られていました・・・此方は比較的新しい物の様です
もう少し蝉坂を登って行くと東側の住宅の少し奥まった処に山門が見えます
真言宗豊山派 平塚山 安楽院 城官寺 御本尊 阿弥陀如来
御府内八十八箇所霊場 第四十七番札所
豊島八十八箇所霊場 第四十七番札所
春彼岸頃の風害で損傷しているために通行不可になっていました
山門の「平塚山」の扁額は田中角栄元総理の筆によるものとの事
御本尊の石標と東京都史跡の石標が門前に建っています
多紀一族とは徳川家の侍医「多紀桂山一族」の事です
左側の石碑は「弘法大師」と彫られています
正面の本堂
本堂「城官寺」の扁額
貼紙には春彼岸の風害による損傷が多かった事が記されていました
この寺を再興した徳川家に侍した「検校・山川貞久」一族の墓所
「城官」とは検校の通称という事です
本堂前
左右に置かれた天水桶
御朱印案内が掲げられているのですが肝心の「引出」がありません
寺務所の中にありました
案内に従って拝受しました
拝受した御朱印が此方(前回は直書きを頂きました)