荒川と隅田川に挟まれたこのエリアを走る東武伊勢崎線「堀切駅」
南口から降りると目の前に「隅田川七福神順路」の案内看板が見えます
今日は七福神巡りでは無いのですがここからスタートです
目の前に隅田川から荒川を結ぶ旧綾瀬川に架かる水位調整の水門「隅田水門」
先に見えるのは首都高速6号向島線です
水門には「追抜き禁止」「行違い禁止」「回転禁止」「警笛鳴らせ」の
往来する船舶用の標識が架かっています
徒歩数分の距離に七福神毘沙門天を本尊とする
真言宗智山派 隅田山 吉祥院 多聞寺があります
創建年代は不詳ですが1500年代後半に毘沙門天を本尊として改称されたそうです
入口右側に1664年建立の阿弥陀如来像と子安地蔵と弘法大師座像が並んでいます
その先の参道に庚申塔群が並んでいます
山門手前で振返ると大きな狸が・・・狸の訳は後ほど・・・
茅葺の山門は区内最古の現存建造物で区指定文化財の切妻四脚門
区内最北端にあり関東大震災、戦災共に逢わなかったので昔日の面影を残しています
右手には毘沙門天、左手には江戸念仏信仰の証「南無阿弥陀仏」の石碑が建っています
山門に架かる「隅田山」の扁額
山門脇の休憩処にあるのは東京大空襲で被災した浅草国際劇場の鉄骨
左手奥に東屋が建ち、沢山の狸像と石碑が建っています
その昔この辺りは隅田川の河原でとても寂しい処で
大きな池と恐ろしい毒蛇、丑松と呼ばれた松の大木があり妖怪狸が住み着いていて
人々を誑かしていたそうですが、毘沙門天のお使いが退治した・・・と云うような話
埋めてしまった池や切り倒した大木と共にその狸の供養のために塚を築いたそうです
狸塚の前からの境内の眺め
都内に四例しかないと言われる座像の六地蔵
総高150cmで四石の安山岩で二段の方形台上に蓮台、その上に60cmの
丸彫りの地蔵尊が乗っている珍しい形です
境内中央の平和観音像。奥は墓所へ繋がっています
映画人の墓碑と刻まれた石碑
墓所入口には古い石塔が並んでいました
握側に建つ円形のお堂は常楽塔(永代供養塔だそうです)
本堂前からの振返り
本堂
屋根瓦には「水」の文字が連なって見えています
毘沙門天の扁額
御本尊毘沙門天の御朱印を拝受