川崎市の北西部、横浜市・東京都とも接する位置にある麻生区
この付近の地名にもなっている「王禅寺」へ行ってきました
周辺は住宅地に変貌していますがこの辺り一体はまだまだ自然が残っています
バス便も何系統か通っており覚えてしまえば不便では無いかも
「王禅寺ふるさと公園」という憩いの場所
その直ぐ脇に「西門」があります。「宿星山」という綺麗な山号が門に記されています
此処からはお寺の雰囲気は見えませんが
真言宗豊山派 宿星山 蓮華蔵院 王禅寺 ご本尊は聖観音菩薩
南側から入ってくるとこんな雰囲気で仁王門へ辿りつきます
左側が先程の「王禅寺ふるさと公園」
宿星山の扁額が架かっています
金剛力士像
仁王門から更に階段を上がると西門からの小道に出ます
正面にある小さな堂宇が旧本堂
余り見た事の無い石像が建っています
手水舎にも石像が
旧本堂は質素な佇まい
創建は不詳ながら一説に757年とあります
扁額は「大悲殿」でしょうか
細い小道を進んでいくと新本堂に行き当たります
本堂前庭に柿の木の原木が柿生の地名の由来「禅寺丸柿」の原木です
日本最古の甘柿と言われ、いまでは余り市場では見かけない小粒の甘柿です
記念碑 庫裡前にはこれまた不思議な姿の禅寺丸の像
少し離れた所に六地蔵
この堂宇は横浜市青葉区あって大正12年に合併廃寺になった
臨水山 東円寺のご本尊薬師如来を安置する堂宇です
本堂を正面から
917年に「王禅寺」の寺号を賜って改めて創建され
関東の高野山と称せられた歴史あるお寺さんです
扁額
庫裡で御住職に直書きして頂きました
ご丁寧なご対応有難うございました
お山の雰囲気といい境内の静粛さといい落ち着いた歴史を感じるお寺さんでした
「めぐログ」