【あらすじ】

鷲津泰生(白鳥晴都)を突き落とした犯人を明らかにするため、正式に出馬を決めた鷲津亨(草彅剛)だったが、その矢先、対立候補として人気フリージャーナリストの有馬保奈美が出馬すると聞かされる。保奈美は記者として前内閣を解散に追い込んだ、いわば現竜崎内閣誕生の立役者であり、総理の竜崎始(高橋克典)とも親しい間柄。無所属で出馬するというが、背後に竜崎がいることは明白だった。

鶴巻憲一(岸部一徳)は、突如現れた刺客にいまいましそうな表情を浮かべ、鶴巻派の議員の頭数を減らそうとする竜崎の差し金だと眉をひそめるが、鷲津は、竜崎が何らかの理由で自分を永田町から排除しようとしているのではないかと考えをめぐらせる。

選挙ポスターの撮影に選挙事務所の設営と、公示を前に本格的な準備が始まると、鷲津可南子(井川遥)も事務所に顔を出すように。

蛍原梨恵(小野花梨)と蛯沢眞人(杉野遥亮)、そして貝沼永太(坂口涼太郎)も、これから始まる選挙戦に向けてせわしなく動き回るが、そんななか、早速、有馬陣営から嫌がらせともいえる仕打ちが。さらに、竜崎によって頼みの応援演説の日程も次々と変えられてしまい、鷲津陣営は苦しいスタートを切ることになり…。

(公式サイトより)

 

『感想』

第5話はいよいよ選挙戦がスタートする話。亨が選挙に勝つ話でこれまでのエピソードと比較してカタルシスやどんでん返しは控えめでしたが、それでもテンポが良く楽しめました。選挙活動の様子をドラマで見るのは何だか新鮮です。それもただの「仕組み紹介映像」に留まらず、罠や探り合いを絡めながら今回もちゃんと"本作らしさ"を保った作りになっているのが上手いと思う。色々意見はあると思うけれど、筆者的には選挙の準備とかの詳細が知れて面白かったです♪。選挙買収とか、わかりやすい部分は検挙されるけど巨悪が放置されているのが歯がゆく思います。”(-“”-)”ウゥ~

今回の話の中心軸を担っていた「悪評を流すスパイが誰なのか?」。「戦争」シリーズは主人公を囲む人物が一筋縄ではいかない(;゚д゚)ゴクリ…今回もそれぞれキャラクターが多面的に描かれている良さが活きた見ごたえ十分なエピソードになっていたと思う。特に眞人くんです。

兄を精神的に追いやったのは亨だと知っているのか?知らないのか?\_(・ω・`)ココ重要!仮に知っていたとしたらまだ恨みを持っているのか?何を考えているのか、何の意図があって亨の復讐に協力しているのかが中々見えてこない彼だからこそ、友達に牛丼をおごった件が周りに「わざとでは?」「もしかしてスパイでは?」と疑われるきっかけになったと思う。まぁ、結果的には違ったんですけど(個人的には貝沼を疑っていたんですけど、そこも違くて(;^_^A)

一番身近な仲間が裏切る展開はドラマではお馴染みなだけに、眞人くんと蛍原には最後まで味方でいて欲しいと、ちょっぴりハラハラさせられる気持ちになっちゃいましたね。今回の最大の見所はやっぱり、つよポンが魅せた主人公の"嘘と誠"の使い分けでしょうか。演説の時の情に訴えかける事で相手の心を絆していく展開もこれまた王道なんですが、本作の場合は本音の演説もずる賢さから来るもので、その時見せていた泣き顔も、自分が当選して事が有利に運ぶための作戦に過ぎなかった。でも、息子と会う時には、心からの涙を見せる…

回を重ねるごとにどんどん人間臭さが出ている気がする。自分が嫌々やっていた事をやらせる側になっていると本人が一番は自覚しているみたいですが・・・亨には権力を手にしてもダークサイドに堕ちないでほしいです。お願い (¯人¯)

でもって・・・今回の筆者的ポイントは応援演説の時に鴨井大臣が着ていた椿色のスーツ、はすごく鴨井大臣似合っていた。(*'v^*)ステキ♪それと片平なぎささんのオーラはハンパなくすごい!さすがベテラン大女優です。先週も可南子が最後に「自分で立てますよね?」と犬飼の息子に駆け寄った時最初は誰もがえっつ?って感じで、その後鴨井の表情は納得していく表情。今回鷲津の演説も最初は何を言うんだ?って表情から、納得というかうなづき拍手👏。片平なぎささんの演技が素晴らしいくあのキリッとした立ち振る舞いと演説は本当に大臣のように見えます🤩

最後代議士となった鷲津は早速警察へ(行動はやっ‼😳)捜査の不備を国会で問題にすることもできると署長に詰めよって、やはり(もみ消したのは)総理なのかと聞くが、何もわかっていない、本当に怖いのは幹事長だと言う。本当の敵は幹事長なのか⁉r(-◎ω◎-) 考え中....

ますます面白くなってきた「罠の戦争」第6話は次回も楽しみです。ワクワク"o(・ェ・o))

 

■参考■

【鷲津亨の演説内容】

私はずるい大人でした。

秘書という仕事をする中で正しいことばかりしてきたとは到底言えません。なのに息子には自分が正しいと思うことをしようなんていって。そしたら息子は「お父さん、かっこいいじゃん」と。違うのに。本当はずるくて弱くてカッコ悪い大人なのに。

 

だからこそ息子に誇れる大人になりたい。強い者にも向かっていける、正しい道を突き進もうとする代議士に私はなりたい。大きな力に潰されそうになっても、声を上げて知恵で乗り切る。弱くても強い代議士に私はなりたい。

 

力をください。それを糧に腐敗した権力と闘います。ここにいる一人一人の小さな暮らしを守る、必死に守る。そのために、私に力をください。息子が目を覚ましたときに堂々と報告できるように。お父さん、頑張ったぞって。もう一度かっこいいじゃんって言ってもらえるように。どうか皆さん、鷲津亨に力をください。よろしくお願いします!

~以上~