【あらすじ】
真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の仲間たちには何も告げず、単独で国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)のもとを訪れた菱本進(でんでん)が、宮越の秘書・須田(尾上寛之)に切りつけた罪で逮捕された! その直後、公判中に急死したハイジャック犯・大國塔子(桃井かおり)の国選弁護人・羽屋田空見子(大塚寧々)が、有希子の前に出現。菱本を救うため、力になりたいと申し出る。菱本は意味もなく人を傷つける人間ではない――そう信じる有希子らキントリ・メンバーに、空見子は「適任の弁護士を紹介したい」と切り出し、すぐさま所轄に留置されている菱本と面会。逮捕以来ずっと黙秘を続けていた菱本だが、なぜか空見子が担当弁護士になってくれるなら、事件について話すと言い…!
まもなく空見子は、弁護を引き受けることを決意する。そんな中、宮越と須田の供述内容を精査したキントリ・メンバーたちは、菱本の無実を確信! 捜査協力という名目で宮越をキントリで取り調べられないか、空見子に相談する。その一方で、有希子は救世主であるはずの空見子に対して抱いた“違和感”を、拭い去ることができず…!?
キントリにとって、空見子は本当に“救世主”なのか? そして…ハイジャック事件、塔子の急死、菱本逮捕――すべてのカギを握る宮越を、有希子らは“マル裸”にできるのか!? キントリ解散まであと7日。壮絶を極める“最後の戦い”が幕を開ける――。
『感想』
「緊急取調室Ⅳ」が9月16日、ついに最終回を向かえました!キントリメンバーの完全な解散という形で最終回は終わりました。ヤタ───ヽ(〃∀〃)ノ───♪🎉☆彡☆彡
大塚寧々さん演じる弁護士が、敵か味方かあやしいまま話が進んでいったりするところはそれなりに楽しめたし、ただ実はもっと別の理由もあったことで、なるほどと思いました。ハイジャックで亡くなった秘書の息子クンが大臣に言った言葉は、多少短くも思えたけれど、その短い言葉の中に「大臣は大臣のお父さんのこと嫌いなの?」という、大臣にとっては一番言われたくない傷を見透かされたような気持ちになったのだと理解し、それはそれで良かったとおもいます♪。(バックアップとってあると聞いてやっと安心しましたが(;^_^A)
当初の予定通りキントリは本当に解散しちゃいましたが、最後の締めははキントリらしく「うぇーい!」だったのはうれしかったです♪ま、ラストの皆で部屋を出ていくシーンが、何度か戻ってきたりして少し間延びしたような感じはしました。でも全体的には楽しく観させてもらいました。ラストの完全に空になった緊急取調室の描写はかなりショッキングなものでした😳、誰もいないその部屋の電話が鳴り響きます。そこに視聴者も引っかかっていた最後のテロップ。”同等職務の新設又は継続については現時点未定である。”は意味深で、続編があるることでしょうか・・・r(-◎ω◎-) 考え中....そうだったうれしいな(★*0v0*)♪+゜
俳優さん・制作陣の皆さん・・・長い間本党にお疲れ様でした。(。っ・Д・)っ 💐【お疲れさまぁ♪】またお会いできることを願っております‼ありがとうございました┏〇ペコッ
■総評■
天海祐希さん主演の人気シリーズ。期待通り始まって期待通りに終了した。シリーズを重ねても惰性に陥らないので毎回、面白くなってきたじゃな〜い?って楽しんでみてられた。故田村正和さん主演の古畑任三郎シリーズは犯人役になるのが俳優の名誉という感じだった。このシリーズもそんな感じなのかもしれない。特に女性の俳優さんたちは天海祐希さんとの真っ向勝負をとても楽しんでいるように思えます。第4話の高橋メアリージュンさん回が印象的で、犯人である高橋メアリージュンさんが真集中治療室で真壁と対峙し取り調べを受ける高橋さんの迫力演技に圧倒された。あとこの作品には毎話映画一本分を観ているかのような重厚感があった。特に第一話、二話の桃井さん出演回の緊迫感は、凄まじかった。キントリ解散と大國塔子の事件をもってきて、連続性のあるシリーズになっていてよかったですが、最終回、1時間10分の放送にまとめるのは大変そうに思えた。それでも基本一話完結式で、伏線回収も秀逸。惹き込まれる脚本、俳優部の安心感があるのは長年安定して制作していたシーズモノの強みだろう。ただ”モツなべコンビはこのシリーズの名物だったので見れなくなったのは本当に残念です。基本的に1話結警察ドラマなのに脚本が有名脚本家、井上由美子さん1人ということもあって各回にばらつきもなくて非常に優良なドラマ なのは違いない。キントリメンバーの高齢化が気になりますが、またそ続編が制作されるならうれしい限りです。
~完~