【あらすじ】
「ハコヅメ」笑いと涙の最終話!桜(徳永えり)ひき逃げ事件の結末は!?そして藤(戸田恵梨香)と川合(永野芽郁)、最強交番女子ペアの行く末は?
川合が作成した似顔絵によって再び動き出した桜ひき逃げ事件の捜査。しかし進展が無いまま1週間が経過…。
そんな矢先、守護天使の似顔絵に似た男が現れたという情報が。ついに事件の全貌が明らかに!そして警察官として一回り成長した川合が藤のためにとったある行動とは!?
『感想』
ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』が9月15日、ついに最終回を向かえました。「守護天使」の正体にいよいよ迫る!それぞれのペアの想いが詰まった最終回。
守護天使のひき逃げは過失事故だったんだね。逃げたのは勿論悪質だが。捕まえた事で藤もハコ長もそして桜パイセンも区切りをつけて前を向けた。桜パイセンの復帰の件は、事件は解決してもそこで得た傷は決して消えないので辞めるのも仕方ないよね…と思っていたら、まさかの…でしたね。ここのくだりはファンタジー。でも「川合だから」納得出来てしまう自分もいて。そう思わせるのは物語の積み重ねと役者さんの演技あってこそなんですよねぇ。藤ねぇさんとの仕事を通して着実に成長してはいるんだけど、根本的にはあどけなさがあって…のんびりしているようで重要な場面で大役を果たしてる。「ああ、ちゃんと周りの良さを吸収してきているんだなぁ」というのが伝わる絶妙なさじ加減を演じる永野芽郁さんのコメディエンヌっぷりも良かったです。(∩´∀`)∩スンバラスィ♪川合の一芝居は見事だったが、あの声で言われても何か力が抜けるというか…裏声っぽい「マウンテンメスゴリラ~」には苦笑。あれで頭に血が上った桜パイセンに違う意味で感心した(笑) 「それ私の大事なゴリラだし!」は名セリフだとおもう👏パチパチ★
筆者的最終回の萌えポイントは藤ねぇさん&もじゃ兄による寸劇【ベテラン鑑識官サブさんと新人舞子ちゃんによる鑑識講座】は最高でした(*ノェ゚)b ★―お見事―★第1話の「通常点検」に匹敵するくらいの名場面だと思います♪特に舞子ちゃんのベタな京都弁に筆者も夢中です(*ё_ё*)きゅん・・
そして初めは昼行灯っぽかったハコ長がだんだんカッコよく出来る男に。最終回も見せ場を作った。そのハコ長の謎の経歴と副署長の「アレ」が何なのか謎が残り気になるぅ~‼😆。アレをものすごく恐れるとか怖いんじゃなく、どんよりとヘコむ感じが興味をそそられる(笑) 一体何されるんだか?続編でぜひ明かして下さい<(_ _)>もう、町山署の面々は愛しかないですな。(灬♥ω♥灬) 主演の二人も最高でしたが、三浦翔平さんと山田裕貴さんのもじゃぴょんコンビも最高でした😍。そしてたくさんのゴリラたちw男臭くて最高w( 〃▽〃)皆、先輩後輩関係なく、頭ごなしに怒るでもなく、相手にリスペクトを持って接する姿が描かれたのも、本作の好きなポイントでした♪伊賀崎の過去の職場や、桜パイセンの復帰とまだまだ触れられていない部分もあるし。そもそも時期は夏の設定だったので、他の季節でも見てみたい‼キャスト・スタッフの皆様、全9話お疲れ様でした💐💐Season2、お待ちしておりますよ〜〜!! どうぞ宜しゅう(o^▽^)o)ペコッ
途中永野芽衣さんさんがコロナ感染し、特別編を挟ん出ししましたが、色々なことを乗り切り素敵な作品を見せて下さり本当にありがとうございました┏〇ペコッ
■総評■
原作の雰囲気の範疇内で物語をより短期的なものにまとめ抜いた根本ノンジさんの脚本力をひしひしと感じさせる出来だった思う。このドラマがここまで好評になった要因が隠されているかもしれない。またこのドラマの魅力は、そういった構成力と物語の見せ方にとどまらず、警察ドラマがしっかり笑えるコメディとして成り立っているところにもある。これは、絶妙なキャスティングが功を奏したと言っても過言ではないと思う。新人警察官でドジっ子、いつも八の字眉でいる川合は永野芽郁さんが演じるのにぴったりだし、時々その天然っぷりが演技なのか本人なのかわからないような、“素”の感じが人気の理由につながっていると思う。他にも、近年様々な作品で活躍する山田裕貴さんも限りなく素に近い雰囲気を醸し出して、そこに、既婚者組の戸田恵梨香さんと三浦翔平さんの安心感、そして戸田さんは“元嫁”、永野さんは“元娘”という共演歴のあるムロツヨシさんの見守り感が加わり、絶妙なバランスが生まれたたに違いない。メインキャストそれぞれの肩の力が抜けて、さぞかし撮影現場も楽しそうな様子が伝わるドラマであること自体、すごく良い。だから視聴者側も、リラックスして役者同士のセリフ回しや面白い掛け合いに思わず笑わってしまう。みんなキャラクターに人間味があり、それぞれ良いところがあって、そしてそれぞれが互いの良いところを知っていて認め合っているところや、それぞれに役割があってどの人も人に必要とされているのが良いなと思ったし、犯人逮捕時の連係プレーもかっこ良かった。今回の町山署の連帯感も良かった。新人の川合のことも、藤ねぇさんさをはじめ、先輩の警察官たちがそれぞれのやり方で励ましたり温かく見守っているのも愛があって素敵だったし、元々は藤ねぇさんが川合を利用しようとしたという経緯も、今回の川合の活躍と、川合が藤ねぇさんを思ってお節介を焼いたところを見て、川合の方が藤さんを救いに交番にやって来たのだと、あらためて藤ねぇさんにとって川合は希望の光だったのだなと思った。川合が、私はこれからの人生で藤聖子に出会ったことを後悔すると思う、なぜなら警察官の仕事に誇りを持てるようになってしまったからというのも良かった。警察官や交番や警察署が身近に感じられるとても良いドラマだった。警察官たちのこれからの人生の続きも見たいな。何かというと、ブラック企業として描かれがちの警察組織。国民を守ってくれる警察組織が、こんなに愛があふれる組織なら、なんて良いんだろうって思った。「本当にあるんだろうな」という警察の日々のリアリティを捉えつつ、彼らを普通の人間として描くことに徹底されつつなんでもない日常をベースに、ところどころでちゃんと川合が成長できる事件を挟み、それでもシリアスになりすぎずに笑えて、しっかり収まるところに収まろうとしている本作は、まだ早いが今年随一の傑作ぶりを発揮したと思う。
~完~