【あらすじ】

虹ノ村に新たな住人がやってくる――。

無口で愛想がなく、謎に包まれた1人の男性・藤田(柄本時生)。張り切りまくりの霧ケ谷(光石研)は、一軒の空き家を案内するが

そんな中、虹ノ村の面々は、まもなく訪れる“のど自慢大会”の準備の話題で大盛り上がり。微笑ましく聞いていた真空(高畑充希)だが、嵐(水野美紀)から「真空ちゃんの分も申し込んでおいたよ」と突如言われて唖然。なんと真空、朔(井浦新)、太陽(北村匠海)の3人で虹ノ村診療所チームとして申し込み済みだという。有無を言わさず参加することが決定し、驚きつつも嬉しい真空。だが、時おり感じる手の痺れに、一抹の不安を感じ始め

そして翌日。診療所に、もがき苦しむ藤田がやってくる。霧ケ谷に抱えられ「足が痛い」とうめくものの、原因がわからず首をかしげる朔。そこへ更に、脚立から落ちた西川、何やら様子がおかしい佐和子(水野久美)、そしてついには骨折したらしいまじょたく(池田良)まで現われ、緊急手術が行われることに…!

突然嵐のように忙しくなった診療所で、真空、朔、太陽は見事なコンビネーションで次々に患者を救って行く。

「私たち、最強の3人だよね」

楽しくて、やりがいがあって、最高の仲間に恵まれて――。そんなある晩。3人が笑いながら食卓を囲んでいると、突然真空の表情が一変。そのまま床に倒れ込んでしまい……

別れはいつも、突然訪れる――。

医者でも患者でも、どっちでもいいよ。

お願いだから僕らのそばにいて――?

果たして、真空の運命は…?

ありがとう、ずっと大好き――。

 

『感想』

物語冒頭、虹ノ村に一風変わった男、藤田がやってきた。村の空き家に住むことになったというがちょっと不思議な雰囲気です。藤田を演じるのは柄本時生さん。虹ノ村にぴったりな存在感は、最終話だけの出演はちょっと勿体ない‼そんな中、虹ノ村の人たちは「のど自慢大会」の話題で持ち切り。大会当日、ことごとく予選敗退した村人たちだったが、診療所チームの三人だけが予選通過というオチ😭。最終話もクスっと笑える小話満載で同ドラマらしさがでていたΣd(`´d) イカス。

“医者で患者”の真空先生ですが、難病の多発性筋炎・皮膚筋炎の症状が悪化。大きな病院に救急車で搬送されるシーンでは、朔先生に「あそこはお前の家だ、絶対に帰って来い」と力強い言葉をもらう。太陽クンからも「医者でも患者でもどっちでもいいよ、真空さんが必要なんだ」と言われ涙を流す。朔と太陽に何度もほっぺたにキスをされる真空は病を抱えてはいるが幸せそうでもある。そして、男女の垣根を超えた3人の関係性がひたすら美しかった(*)萌えキュン♡

虹ノ村に戻った真空は電動車椅子を動かしていた。実は冒頭に出演していた藤田が、世界的に有名な電動車椅子メーカーの社長だったという流れはちょっと出来すぎ感はありますが、笑顔の真空先生を見れば筆者にはそんなことはどうでもよく思えてきます(∀`*)テヘッ

「ただいま」

「おかえり」

3人でほほ笑む姿は、こちらの頬も思わず緩みました。😄同ドラマは主人公の難病にはじまり、認知症や不妊、家族の失踪など実は現代社会が抱える厳しい現状が詰まっていた。しかし、強い人間関係が築けていれば、どんなことでも乗り越えられるということを教えてくれたように思います♪

いろいろ賛否意見もあるとおもいますが、筆者的にこれは演出からしてこれはおとぎ話の部類に入るドラマで、いろいろあったけれど、みんな最後まで幸せに暮らしました・・・で“OK”ではないでしょうか?(*)ぁは

全編を通して、絵本を読んでいるような感じで筆者は大好きなドラマで毎週楽しみにしていまた宝石赤。こういう世界もあるとおもう。村の人達もみんなあたたかくて、嫌な人が出てこない毎週心が癒されるドラマ。3人の歌っている映像が流れている間、涙が出ました。。゚( +)゚。

真空先生が村に帰って来られて良かったε-(´∀`*)ホッ

もう終わってしまったのは寂しいけど、毎週このドラマを観れて幸せでした♪そして出演者さん、脚本家さん、制作スタッフの皆さん、何かと大変だっと思いますがお疲れ様でした‼アリガトウ()🌈

 

 

■総括■

楽しみみていた「にじいろカルテ」がついに終ってしまった😥。このドラマの特徴は個性的な村人たちの和気あいあいとした雰囲気を中心に置き、診療所という舞台設定こそ存分に活かされながらも、あえて“医療ドラマ”らしさを前面に押し出してこなかった本作だとおもう。それだけに、太陽クンの何気ないつぶやきに著しく朔先生が反応し、「医療ドラマなら暇と言った途端に大変なことが起こる」という言葉と、それに続くように次々と巻き起こる騒がしさからは、“医療ドラマらしさ”を皮肉るようなユニークさが垣間見えた♪しかもそこで、久しぶりに外科医“らしさ”を発揮する朔先4。やはり彼のキャラクターが持ついくつもの表情のギャップが、このドラマのコメディ部分を高めていると改めて感じて、これも岡田脚本の真骨頂だろうね⭐ (-∀-)キラーン

だだし「医者で患者」であるという主人公の立ち位置と、診療所の3人の関係性が明確に定まった最終回において改めて描かれることで、このドラマの最も伝えようとするメッセージがここにあるのだと捉えることがあると思う。病を理由に突き放された第1話と対比になるように、あふれているやさしさ。それは虹ノ村のような過疎地域に限らず、医者や患者という立場を超えた繋がりこそが重要であると証明するのでは?。そう考えると、これは紛れもなく医療ドラマであるとも言えると思う。真空先生の病気が悪化して動けなくなっても、みんなで一緒に生きていくことを約束しあった真空と太陽、朔の3人。『にじいろカルテ』は、これまでこのドラマが守りつづけてきたやさしい世界を保ったまま迎える大団円で終わる。リアルでありファンタジーでもありヒューマンドラマでもありつつ医療ドラマ的な要素もある。まるでおもちゃ箱のような今クルー随一の秀作に違いないと思う。<(_ _)>

~完~