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おかしい?と思う事に声を上げて抗議する学生がまだこの国の大学にもいた事に安堵できる。 諸外国の学生が政府の理不尽に対して勇気をもって抗議しているのを見るにつけ、中曽根弔意問題、学術会議問題等、学生にも大いに影響のある諸問題にもあまりにも反応が薄い学生に危惧していたが、今の大学生もSNSで「いいね」を増やす事しか興味が無い子ばかりではなく、ちゃんと見て、考えて、行動できる学生達もいる、この国の未来も決して捨てたものではないと思う。
あと私は、文科省のスタンドプレーと見る。あくまで個人的な想像だが、萩生田大臣は、元々 権力者に寄り添ってでも上昇志向の高い男と見ている。だから自分で考えたりしない。権力者=首相の意にそわない事は言わない。しかし今回の要請に対して反対の世論が本人にとっては意外に大きかったから、前日になって『強制ではない』と言いだした。これも学術会議で問題化されてる最中に、また文科省関係で菅政権に火の粉がかかるのを恐れてだろう。国葬でもないのにおかしいし、国立組織が全てそうしなければならないなら、国立病院や国立博物館はどうだったのだとおもう。本来は自民の党費(ここにも政党助成金という税金が一部が入ってはいるが)や有志の金で行うべきことと思う。中曽根氏が、政治家として大きな存在であったことは事実。戦争中は軍人を経験し、敗戦直後から政治家として、昭和の政治をすべて経験してきた政治家。だが、そのことと国立大学に弔意をさせることとは別。中曽根氏はあくまでも自民党の政治家であり、政治というものは、全員を幸福にするものではなく、他方で他者に不利益を与える行為。要するに、価値中立的なものではなく、一定の価値に偏って運営されるもの。他方で、大学というものは、すべての価値観を客観的に研究する場。従って、特定の政治家に弔意を表す行為は妥当ではないと私は思う。