【あらすじ】

奈落の底へ身を投げた明智(中村倫也)とマリア(小池栄子)。心配する苺(小芝風花)の前にその夜、明智が姿を現すが口は閉ざしたまま……。マリアが姿を消して半年後、母・寿々栄(財前直見)から実家の系列ホテルで開かれる大規模な和菓子の選定会に駆り出された明智。しかしそこには再び動き出したマリアたちの姿が!異変に気付いた苺は伊藤(武田真治)に拉致され、明智はマリアから招待された『最後の晩餐』へと向かう!!

 

『感想』

つい終ってしまった「美食探偵~明智五郎~」総括はのちほど。まずは最終話の感想から。

先週のラスト二人で落ちて行ってどうやって助かったのか・・・伊藤シェフがみせた針金?でどうやって助かったのかわからん💧そこは最終話を進めていくゆえで重要なところだと思う。なんかすべてにおいて中途半端なできの最終話だったΣ(゚д゚lll)ガーン

まぁコロナの影響で撮影が中断し放送回数が減ってしまったので仕方ないと言えば仕方ないのだが・・・やっぱり詰込み感は抱いてしまう。

なんかゲームみたい。リセットしてまたやり直しみたいな?そんなマリアを随所で助ける明智にもイライラ・・・みたいな😅

そんな中でも主演の中村倫也さんは流石の一言に限る‼熱の入るところ、含みを持たせるところ

悲しげなところ、それぞれの表情・声色・仕草全て素晴らしい。(*ノェ゚)b ★―お見事―★

とくにマリアファミリーの別荘で意思を失って横たわっている苺ちゃんのことや自分の事をマリアの語る場面は最高だった‼これだけでも最終話は見た甲斐がありましたヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

でも結局最後まで明智があれほどマリアに惹かれる理由が分からなかった…。

結局マリアは死んでないだろうし、友達であるココちゃん“が“ダークサイド堕ちてマリアと同じような道を辿ってしまうし、マリアの幻覚も見てしまうし、苺ちゃんはいつまでもずっと苦しい人生なんだろうな😢ココちゃんがマリアの後継者もしくは代行者になったのか・・・そこら辺の過程も全くなく唐突感ありありで何かむずがゆいラストでした。

 

「総括」

コロナ渦でやり切った、という点で上出来なドラマだと思う。ストーリーとしては、常人には理解しがたい心情が中心にあるため、?の連続。愛の幅の広さを突き付けられた。

このドラマはただの探偵ものじゃなく、1人の連続殺人者との駆け引きを描いたもの。事件が起きる度に仲間が増えていって明智さんの身近な人に脅威が忍び寄る感じ。殺人犯側の視点でも描かれてて、マリアと明智さんの交錯する思いなど凝ってる部分もあって、そして今までにない感じで新鮮だった。ゾクゾクする雰囲気はいいんだけど最初は苺ちゃんにはちょこっとイラッとした苦笑_(´Д`ll)ハハッでも明智さんと苺ちゃんのやり取りが次第に噛み合ってきて2人のコンビが好きになってきた♪

喜びであるはずの“食事”にまつわるトラブルや苦しみが原因である様々な事件に、美食家の探偵明智五郎が挑むという展開は、グルメドラマとサスペンスミステリードラマを1つのドラマで楽しめるお得感があるし、仲里依紗さんや志田未来さんや武田真治さんや小池栄子さんと中村倫也さんの火花散る演技合戦と駆け引きがスリリングで、マリアが仕掛ける殺人ゲームに明智五郎がどう謎解きをするかというグルメドラマテイストのサスペンスミステリーも毎回ハラハラドキドキさせられた。でもマリア役の小池栄子さんの妖艶のつもりの演技とメイクは最後まで受けつけなかった😖

殺人に手を染める犯人の心の闇、明智小五郎と黒蜥蜴のような明智五郎とマリアの禁断の恋、明智五郎とマリアと苺(小芝風花)の三角関係もしっかり描かれていて、楽しめる「悪くない」グルメサスペンスミステリードラマだった。

~完~