【第93話あらすじ】「なつよ、ワクワクが止まらない(93)

日曜日、雪次郎(山田裕貴)の住む安アパートを訪ねたなつ(広瀬すず)と夕見子(福地桃子)は、3人で映画を見に行くことに。映画を鑑賞した帰り道、なつは久しぶりに川村屋に立ち寄る。川村屋では光子(比嘉愛未)が出迎え、なつは光子に咲太郎(岡田将生)の近況を報告。咲太郎が新しい会社を始めた背景に、なつの存在があると光子は3人に話す。すると突然、あることを相談したいと夕見子は光子に話しを持ちかけ…。

Yahoo!テレビより引用)

昭和34年(1959)年――坂場の「一緒にアニメを作りたい」宣言に、ドキドキ&ぼーっとしてしまう。そんななつ。気をつけろ、そやつは【表裏比興】びっくり

 

日曜日そんなんなつのもとに夕見子が登場。雪次郎を交えた3人で映画を見ることに・・・

「映画、それしかねえべ! 休みの日は映画だ!」

雪次郎が元気よくそう言い切るのでした。

楽しい道産子トリオではあるのですが、なかなか厳しいやりとりもあります。

メンタルが弱い人だと、ついていけないかもしれない😱

 

映画館では、洋画がかかっておりました。

本作って、西部劇といい、こういう映画といい、一から撮っているあたりに気合と予算を感じます。

 見る側の顔のアップだけでも処理できますからねぇ(´∀`)bグッ!!

「君の瞳に入国する」

おそらくこの映画のモデルは『カサブランカ』(1942年)でしょう。

こういうモデルを詮索することも、楽しいでしょうね。

でも、作る側は大変ですよ。

雪次郎がいちいちセリフを読むものだから、手抜きできません。当時のハリウッドぽいセリフを書くわけですから、楽しいながらも大変なはずです。楽しみながら、汗をかいて作っていることがわかる――ハイカロリーなドラマ。

雪次郎が映画を観る理由は、ここにありました。

字幕と口の動きにあわせて、セリフを読んでいるわけです。うーん、迷惑だなヤツだ😓

なつは勉強熱心だ、努力をしていると褒めますが、夕見子はこれです。

「うるさいなぁ、ぶつぶつ気持ち悪いわ。迷惑だ!」

容赦がなさ過ぎるでしょ。まぁ、これが夕見子だけど(ll゚Д゚)怖ァ・・。

雪次郎は大丈夫でしょうか・・・ねガーン

 

映画のあとは、川村屋でランチです。

野上になつが、夕見子を紹介。姉か妹かと聞かれて、夕見子はこう答えます。

初対面かつ、これまたなかなか濃い野上相手にも一切退かない夕見子の強さよ。

しかも双子って。これも興味深いところです・・・、運命の双生児的なところがこの二人にはあります。

そんな野上は雪次郎にこうチクリ。

「よくこの敷居をまたげましたな……」

これも彼の性格ですね。なつのアニメを暇人のお絵かきと一刀両断したほどです。マダムを裏切ったうえでお芝居なんて、堅実な野上からすれば許しがたいのでしょう(´―`*)ウンウン

冗談にせよ、野上のこの無理解はむしろ興味深いもの。

坂場がここにいたら、こういう硬派な大人こそ、落とし甲斐のある観客だと思うかもしれませんよ。

 

そこへ現れたウェイトレスのさっちゃんが、衝撃の告白をします。

なんと結婚するそうです。

「咲ちゃんを待てなかった……」

ということでマダムに紹介してもらい、お見合いをしたそうです。

「いい人だし、生活も安定しているし。咲ちゃんには悪いけど」

このセリフに対し、なつと視聴者皆さんが突っ込んだと思います。

さっちゃんは悪くない。むしろ悪いのは咲太郎。魔性の男ですから😳

放っておいた咲が悪い。案の定そう突っ込まれています。

レミ子も諦めましたし、そろそろ咲太郎も何かあるのかもしれません。

ひねった本作ですから、ここまででフラグが立った以外の誰かが相手でしょうかね。おもしろいなぁヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

 

そして、注文へ。

「注文は?」

「バターカリー三つ!」

雪次郎が戸惑いますが、奢りと知るとホッとしています。お金がないんでしょう('`ε'`)プッ

話題はさっちゃんの結婚に。

「つきあってもいないのに、待っていたなんて……」

雪次郎にそう言われるさっちゃんと咲太郎。それが魔性の色気の恐ろしいところです。

 悪用すると、最悪の場合は刃傷沙汰になりましょう。「女難の相」なんて言葉がありますが、咲太郎はそうでしょう。しかし、この言葉って言われる側にも得てして問題がありますからね。咲太郎もそろそろ落ち着きましょうか・・・なちててへぺろ

ここでマダムが軽やかに登場します。 亜矢美のかぶき者とは違ったシックな衣装で、出てくるだけでモダンな風が吹いてくるですね。まるでアールグレイの香りみたいな。

「大学合格したとき、新聞に載った! 家族期待の星ね」

そう言われた時の、夕見子の反応。ちょっと気まずいところが出ています。家族の期待を浴びて大学進学しながら、そうではない方向に向かいそうなこと。そこを気にしているのでしょう。

さすがにそこは無視できませんね。

なつみたいに正面切って問い詰められると反論できますが、マダムのような好意からの言葉だと不意打ちになってしまうのでしょう。

マダムは、さっちゃんの結婚についてこう言います。咲太郎から、幸せにしろと言われていたとか。そんなことを言われなくてもそのつもりだったとか。

咲太郎ぉおおお、自分の口からさっちゃんにそれを言えっ!……って、期待するだけ無駄か。

これはあんまりいい話ではないと思います。

それでもマダムは偉いのです。さっちゃんは戦災孤児です。戦災孤児、しかも女性となれば結婚への障壁は色々とあるものです。そこをふまえてのお見合いかどうかはわかりませんが、マダムが太鼓判を押して縁談を進めたのでしょう。

千遥の女将同様、偉いといえばそうなのです。

「咲ちゃんは会社をたてたんですって? 危なっかしいけど、たいしたものじゃない」

なっちゃんの開拓精神が背中を押したと、マダムは褒めます。

「なんも……」

北海道弁でそう謙遜するなつです。狙ってというより、魂が開拓精神に染まっていて、無意識なのかもしれませんね。

「ゆっくりしていってね」

そう声をかけるマダム。夕見子もギラリとしてきます。受験への動機を聞かれて、夕見子は言い切ります。

「私の開拓者精神です!」

おっ、彼女なりに泰樹や両親の背中を見て、思うところがあったわけですね😊

「ずっと新宿にいるかもしれない。私にも開拓者精神はあるッ! 相談があります。ここでジャズ喫茶を開けるかどうか!」

マダムは、この唐突な相談に乗り気であったと、なつがあとから語ります。

そして、このまま『夕見子の野望・喫茶』を放置できるのか?していいのか?というなつが亜矢美に相談する流れに……。

亜矢美は難しいと答えます。友達だったら応援するだけでいいけど、夕見子の場合は北海道の家族関係もあり、もういい加減、なつ一人で悩んでいても仕方ないだろうと。

そうそう、精神的につながっていても、血縁がないと弱いところはありますもんね。

ここで亜矢美が、「悩むことでもないんでないかい?」と返答。なつの北海道訛りがうつってますね(m ̄〃)ぷぷっ!

 

なつはとうとう、夜中に柴田家にまで電話してしまうのでした。富士子が受話器を取ります。

「夕見が……夕見子が。喋ったらもう来ないって言うから」

そう口止めをふまえ、夕見子の野望を断片的に語ります。

「よく知らせてくれたわね、なつ!」

「どうしようかと……」

「なつがいてよかった!」

「私にできることがあれば、何でもする」

どうするか考えなくてはなりません。

十勝からの連絡は、夕見子が警戒するので出来ません。

「お願いね! したらね!」

何かあればなつから連絡するということで、電話は切れます。

『なつよ、大丈夫だ。

みんなつながってるからーー』

と、父ナレがうまいことを言いますこのお父さんのナレーションも、最近キレッキレです。

おもしろい。しかも、よいヒントを出す時と、無力で特に意味のないことを言う時があって、これまた味があるのでした音譜

まぁ、今日のは気休め程度だよねっ! 全然大丈夫じゃないよねっ!

明日は激動の木曜日です。ゴゴゴゴゴゴゴ……。

 

今回、夕見子の恋愛ですが、どうなのでしょうか。

雪次郎が今日は結構大変なことを点いてきた気がします。

「夕見子、騙されていない?」

この問いかけで、一気に高山がゲスに見えてきたではありませんか。

許嫁はそれとして、でも本当に愛する人とも楽しみたいの〜、ってかぁ🤣

結構えげつないところで、夕見子と泰樹には似たところがないでしょうか?

そんなじいちゃんと似た相手を愛するって、どういうことでしょうか?

愛?それとも自分と似た相手を見て浮かれただけ?

うした傾向は危険だと思うんですよね。

自分とそっくりな相手を愛することってよいことでしょうかドッヒャ―――∑(´▽`ノ)ノ―――!!