鬱病の薬は、現在、とても沢山のタイプが開発されています。人によって効き目や逆効果の出方がかなり異なってきますし、そのバランスのとり方に対するような考え方に関しても人それぞれです。たとえば、抗鬱薬の一つに「アナフラニール」(一般名「クロミブラミン」)がありますが、この薬に関しては確実な効能がある感じのために、精神科医が現在もかなり根強く用いているもんです。しかし、この薬に関しては逆効果があります。人によって、便秘や口の渇き、尿の出が悪化するなどの兆候が出ます。抗鬱薬としての効能がよいというようなことは絶対的に重要な条件ですが、かといって上記のような逆効果がさほど強いとその薬を用いて「鬱病」の兆候は回復しても、暮らしははたして快適になったか、というと、疑問が残ります。薬の処方に関しては、担当の医師とじっくりと をし、逆効果も確認して納得したうえで服用したいもんです。『心の処置薬 マニュアル』では、次の抗鬱薬を挙げています:
●アナフラニール・・・一般名としては「クロミブラミン」
●アモキサン・・・一般名としては「アモキサビン」
●ノリトラン・・・一般名としては「ノルトリプチリン」
●パキシル・・・一般名としては「パロキセチン」
●プロチアデン・・・一般名としては「ドスレピン」
●イミドール/クリテミン/トフラニール・・・一般名としては「イミプラミン」
●スルモンチール・・・一般名としては「トリミプラミン」
●テシプール・・・一般名としては「セチプチリン」
●デジレル・・・一般名としては「レスリン」
●テトラミド・・・一般名としては「ミアンセリン」
●デプロメール/ルボックス・・・一般名としては「フルボキサミン」
●トリプタノール/ミケトリン/ラントロン・・・一般名としては「アミトリプチリン」
●トレドミン・・・一般名としては「ミルナシプラン」
●リタリン・・・一般名としては「メチルフェニデート」
●ルジオミール・・・一般名としては「マブロチリン」