尼崎市の兵庫県立塚口病院で、入院中の中学生の二女(当時13)が亡くなったのは胃が横隔膜上にせり出す「食道裂孔ヘルニア」を医師が見落としたのが原因として、両親が、県に約1億1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、神戸地裁尼崎支部であった。

裁判長は「医師らは胸部レントゲン撮影をすべき注意義務があった。レントゲンで食道裂孔ヘルニアの発症が分かれば重篤化は避けられた」と病院側の過失を認め、県に約5千8百万円の支払いを命じた。
判決によると、二女は1997年7月6日に腹痛を訴え、翌日同病院で感染性胃腸炎と診断されて入院したが、15日夜に容体が急変し、医師らが蘇生措置をしたが死亡した。
死因は、せり出した胃が肺や心臓を圧迫したことによる呼吸不全とされた。



「食道裂孔ヘルニア」
医師であれば名前は誰でも知っているような疾患。
専門外である自分にとってのイメージでは、生まれつきなっちゃってるか、高齢者になって筋肉がゆるんで発症する感じ。
13歳という若さでも発症するものなのかぁ、とビックリです。

容体が急変する前もお腹痛がっていたのかな?
きつい思いしてたのかな?

蘇生措置をしても助からなかったのは気づくのが遅れたから?
挿管して気道確保してもダメだったのかな?
そんなに胃がせりだすことがあるのかな?

いろんな疑問がつきません。
初期診断は感染性胃腸炎。
いわゆる「食中毒」とか「腹風邪」っていわれるよくみる病気。

誰も食道裂孔ヘルニア起こして亡くなるなんて考えなかっただろうなぁ。
yoshiyoshi先生は消化器外科ですか?
この症例どう思います?お時間あったら教えてください!