
ナイチンゲールのクリミア戦争の従軍って有名?
どっかの戦争に従軍してたらしいってのは知ってたけど、それがクリミア戦争だということは初めて知りました。
興味ないかもしんないけど、クリミア戦争ってこういう戦争だったみたいです。
フランス、トルコおよびイギリスを中心とした同盟軍とサルデーニャがロシアと戦った近代史上稀にみる大規模な戦争。
簡単にいうと、同盟軍VSロシアで、勢力が衰えつつあったトルコを巡って利権争いをしてたって感じ。
ランプを持って献身的に看護をするナイチンゲールのイメージが強いですよね?
でも実は、ナイチンゲールが戦地に赴いた時には、既に修道会や教会から大勢の人が派遣されていて、現場の看護婦は足りていたそうです。
時間的余裕のあったナイチンゲールは兵士への看護そのものではなく、元々の統計・数学の知識を生かして、死者の統計解析を始めたそうです(それまでは統計的アプローチは無かったとか)。
その結果、死者の比率が戦死1に対し病死7である事実を発見しました。
軽い怪我を負った兵士が入院したために疫病にかかって死ぬようなケースが多かったそうです。
そこで、ナイチンゲールは陸軍大臣とのコネも活用して、次のような大改革を実行。
・怪我人と伝染病者の隔離
・上下水道の整備
・炊事施設の改善による食事、食器の衛生管理
・病死者を葬る墓地を病院から離れた場所に移転(衛生上の理由から)
その結果、病院収容者の死亡率は44%から2%%に激減!!
ナイチンゲールは「統計は神の知恵だ」と言ったそうです。
ナイチンゲール、すげーや!!