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官軍の参謀を経て、ついには日本最初の陸軍大将となった西郷隆盛。
言わずと知れた超有名人。
あまりにもご立派な逸話が多い中、おや?っていうエピソードがある。

男気あつい西郷どん。
彼は馬に乗れる身分にもかかわらず乗らなかった。
この美談、実は謙虚さだけでじゃなかった。
乗れない事情があったそうな・・・

西郷隆盛は、藩主の逆鱗に触れ幽閉されるという悲運に見回れた。
奄美大島、徳之島さらには沖永良部島へと流された。

吹きさらしの狭い牢屋の中に閉じこめられた西郷は、このような過酷な環境でフィラリア症(糸状虫症)におかされて陰嚢水腫をわずらったらしい。
糸状虫って虫ががリンパ管系に寄生し陰嚢が大きく腫れ上がる病気です。
ちょうど置物のたぬきのそれのようになっちゃうんです。

蚊によって媒介されるフィラリアは、1954年の鹿児島県では住民1400人余を対象にした検診で12.5%が陽性だったそうです。
現在の日本ではほぼ根絶されたみたいだけど、世界にはまだ5億人以上がフィラリアに苦しんでいる。

興味があるかたは下記アドレスへどうぞ。
病気の説明↓
http://jsp.tm.nagasaki-u.ac.jp/~parasite/filariasis.html
ビックリ映像見たい方は↓
http://webmania.jp/~kk/photo/20010721_Parasite/

最後に、数ある彼の名言のなかの一つを紹介。

「命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。
 この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。」

この言葉を今の政治家にみせてやりたい。