
糖尿病の人が血糖コントロールするために使うお薬。
インスリンの量は普通、「単位」って量で表現します。
朝のインスリンは4単位うっといて・・・みたいな感じで。
じゃ、その1単位ってどうやって決まったんだろう?
びっくり!ウサギで決めてたみたいです。
インスリンの1単位は、
「24時間絶食させた重量約2kgのウサギを3時間以内に低血糖で痙攣させる量」
なんだって。
なにもそんな決め方しなくてもよかったんじゃないんかな?
詳細は下記参照して下さい。
インスリンは1921年にBantingらによって発見されたそうです。
しかし発見当初のインスリンの力価(効果)にはばらつきがあり、一定の血糖降下作用を得るのが難しかったようです。
このため、1922年にBantingらは
「正常ウサギの血糖を0.045%(45mg/dL)にまで下げる量」
としてインスリンの単位を定め、その翌年の1923年、エディンバラで開かれた国際連盟保険機構の標準化委員会で、
「約2kgの24時間絶食ウサギの血糖を3時間以内に痙攣レベルにまで下げうる量」
と最終的に定義したそうです。
ちなみに発売されたばかりのインスリン製剤は超高級品!
100単位8円(現在の金額に換算すると約8万円)だったんだって。