とはいっても、今回初めて行く病院です。
大学病院って激安給料なんで、アルバイトしてないと生活できないんですよね。
他のとこも同じかもしれないけど、うちの大学では医員の数で与えられた給料を割ります。
だからスタッフが多ければ多いほど給料ダウン↓。

10月から嬉しいことにスタッフが一人増えました。
アメリカから先輩が一人戻ってきました。
でも、給料は下がりました。

そういう理由で新しいバイト先を確保♪

確保してきたのは精神科中心の病院。
今まで働いたことのないジャンルです。

当直先につくと真っ先に鍵を渡されました。
病棟の出入りに使うんだとか。
そういうとこなんだと改めて実感。

病棟へ行くと、少し不思議な世界が広がっている。
学生時代に病院実習で見たとき以来の光景。
感慨深いものがあります。

そういや、昔、当直してた病院に自殺に失敗した30代の男性がきました。
なんでもファブリーズを飲んだらしいです。
手には首吊り用のロープも持っていました。

割と落ち着いた雰囲気だったんで、
「どんな味だったですか?」と思わず聞いちゃいました。
まずかったそうです。
半分くらい飲んだみたいだけど、どうもないそうな。
布だけじゃなく体にもやさしいのかな?

「まだ自殺願望ありますか?」って聞くと
「ちょっとあります。だからどっかで入院できませんか?」との返事。

前いた病院に連絡をとり、こういう事情だからとお願いするけどあまりいい返事はこない。
なんでも、この人は病院のルールをちゃんと守らなかったことがあるからだって。
「そうなの?」って本人に聞くと、本人は否定。
本人の話では、主治医が会わなかったから決め付けられてる・・・と。
結局、何件か連絡して近くのそういう病院へ行ってもらった。

自分をうまくコントロールをできないから入院する病院だと思うけど。
ルールを守らないって理由で入院を拒否するもんだろうか?
この世界の事情を知らない自分としてはしっくりこなかった。

ちなみに、この人のすぐあとを60代の母親がおってきていた。
つかれきってそうで困りはてた顔をしていた。
体力がおとろえてくると親も大変なんだろうなぁ~。
この家族の今後が少し心配になった。

それとは別だが、この母親が着ていた真っ白なネグリジェには圧倒された。
着替えてくる暇もなかったんだろうな・・・でも、ちょっと目が痛かった。

今のところは平和に時が流れています。