若い頃の一時期、大映京撮に籍を置いた事があります。

いまそこには跡地を伝える石碑が一つ建っています。
キャメラ抱えて・七色銀幕!!-大映京都跡地の碑

京都では時代劇が本流で、ステージは大小が連なって建っていました。


キャメラ抱えて・七色銀幕!!-大映京都俯瞰

丸印のところが正門です。入った正面に「グランプリ像」が輝いていました・

四角で囲んだところは、俳優部屋で、二階の手前側に我々の大部屋が有りました。

右手に並んでいるのがステージ。白っぽく見えるところはオープンセットです。

青二才の私・「剣技・立ち回り・殺陣・チャンバラ」
四つの言葉のどれが相応しいか?を考えます。

剣技は卓越した技量を持ち、その技量を出し尽くす・・・
立ち回りは歌舞伎で見せる動き・・・
殺陣は映画で言われ始めた用語・・・
チャンバラは見る側からの言葉・・・

さて、皆様のお考えは・・・

キャメラ抱えて・七色銀幕!!


平次捕り物控シリーズの「まだら蛇」で、偽金作りの作業場のカットに出たのを想い出します。

立ち回りではまるで鋳物工場での乱闘と同じ、凄い砂埃です。


凄味や迫真さを感じさせた方は「月形竜之介」「辰巳柳太郎」のお二人でした。
自分が演じる時、お二人の立ち居振る舞いを参考にしたものです。

時代劇の醍醐味と言えば「斬るか斬られるか!
一対一の対決場面」でしょう。
では、またの日に、おつかれさま。

今日も一日猛暑の中でした。それで脳みそがどうにかなった訳ではありませんが

戦後焼跡青春期、浮き草稼業の独り言になりました。


拙者親方と申しまするは・・・役者を志す人なら誰しも通る道です。


キャメラ抱えて・七色銀幕!!-外郎うり














引き出しの奥から茶色くなって現れました。教本の数々・・・

今夜はこの辺で、お疲れ様。