　　　　　　　　　　　　（べんてんの　びわのしらべか　いわしぐも）

　　　戒光寺山門　　　　　

　　　　丈六釈迦如来　　　

　　　運慶・湛慶親子の合作で、台座と光背を入れると10mあります。

　　　像高は、5m42cm。

　　　丈六は一丈六尺で4m85cmですので、大仏ですネ。

　　　戒光寺は立像ですが、通常丈六仏は、

　　　結跏趺坐の坐像が多く見受けられます。

　　　あぐらをかいて座ることを、「じょろをかく」といいます。

　　　「じょうろくをかく」が正しいのかな？　

　　　私達は子供の時から「じょろをかく」でした。　　

　　　　　　　本堂　　

　　　本堂は老朽化の為、改修工事が行われていましたがようやく完成しました。

　　　丈六立像仏が安置されているので屋根が高いですね。

　　　本堂外陣　　　　　　　　

　　　戒光寺は鎌倉時代の創建で、後堀河天皇勅願寺で

　　　応仁の乱後、大宮八条から一条戻り橋、そして三条を経て

　　　後水尾天皇により泉涌寺に移転して来ました。

　　　今でも大宮八条には、戒光寺町という地名が残っています。

　　　西隣の即成院へ通じる道で、

　　　伊東甲子太郎、藤堂平助らの眠る

　　　戒光寺墓地へ至ります。

　　　泉山融通弁財天　　　　　

　　　お厨子の前に、お前立ちのような弁天さんが安置されています。

　　　密教法具の金剛鈴も置かれていますので、

　　　仏教の守護神の天部ですネ！

　　　神道に取り入れられたり、七福神に入ったり、

　　　弁天さんは、人気があります。

　　　絵馬は琵琶を持っていますが、

　　　実際は八臂像で宝剣などを持ち、

　　　様々な願いを融通して叶えて下さいます。

　　　三つ鱗紋は、蛇や龍を意味し魔除けの力があります。

　　　　　　　　　　　　　　　　我が家の金木犀にてんとう虫　　　

　　　　　金木犀の花芽が出てきていましたので、

　　　　　もうすぐ香りが楽しめそうです。

戒光寺 仲秋