　　　　　　　　　　　（あゆぢゃやの　りっちいぶかり　あたごみち）

　　　鳥居本は、室町時代末期頃から人が住みだし、

　　　江戸時代中期から明治、大正にかけて、

　　　愛宕詣での門前町の様相を見せてきます。

　　　7月31日は、千日詣りで今でも大勢の人が参拝されます。

　　　3歳までに登れば一生の火難除けになるそうです。

　　　愛宕神社「一の鳥居」の扁額の字は、

　　　小野篁の書体です。　

　　　愛宕の愛の冠部分が「正」になっています。

　　　愛宕神社は、全国に900社ある愛宕神社の総本社です。　　

　　　直江兼続の兜　　　　　　　　　

　　　愛宕大権現の本地仏は、勝軍地蔵です。

　　　征夷大将軍、坂上田村麻呂を守ったのは

　　　毘沙門天と勝軍地蔵です。

　　　坂上田村麻呂将軍の創建した清水寺の本尊の両脇侍は、

　　　毘沙門天と勝軍地蔵でしたネ！

　　　　　　　　　　　　　　上杉謙信旗印　　　　　

　　　毘沙門天を信仰した上杉謙信と、共に戦った直江兼続ですので、

　　　愛宕大権現の愛の兜なんですネ！

　　　山道で鮎？という疑問を長年持っていました。

　　　知り合いが、保津峡で友釣りで釣った鮎を

　　　平野屋で買って貰っていた事は聞いていましたが、

　　　料理屋が鮎にこだわる理由が分かりませんでした。　　　

　　　どうやら、元々鮎の卸問屋だったようです。

　　　保津川流域の鮎を都へ供給する、「鮎持ちさん」が、

　　　鮮度を保つ為、此処で水の入れ替えをしたそうです。

　　　なるほど、小さな谷水が流れています。

　　　此処で元気を取り戻した鮎が、都人の食卓に登ったのですね。

　　　築300年の江戸時代から続く茅葺きの建物ですので、

　　　お客様にお抹茶休憩を薦める事が多いです。

　　　　　　　　　　　　　平野屋　　　　

　　　　つたや　　　　　　

　　　「つたや」さんも江戸時代から続くお店です。

　　　平野屋さんより軽いメニューもあります。

　　「つたや」から左へ曲がれば、６丁峠を越えて保津峡へ出ます　　　　

　　　　　　　　平野屋さんの金魚（小赤）　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　撫子　　　　

鳥居本 仲夏