　　　　　　　　　　　　　（ゆくはるを　さえぎらんかな　あじろべい）

　　　　　　　　　　　金堂　　　　

　　　金堂（国宝）は、1613年に建立された紫宸殿が移築されています。

　　　移築の際に。檜皮葺が瓦葺に変更されています。

　　　高御座（たかみくら）が置かれていた所に、

　　　本尊の阿弥陀如来像が安置されています。

　　　　金堂の黄安（こうあん）（亀仙人）　　　　

　　　3尺の亀に座す仙人で、その亀は三千年に一度水面に頭を出すのですが、

　　　黄安は亀を得てから5回、水面へ出たそうです。

　　　三千年、息をせずにとは、なんと息の長い事か　‥‥。

　　　この建物が、火災のも遭わず息長く続いて欲しいという、意匠です。

　　　　閼伽井　　　　　

　　　神聖な水を閼伽の水と名付けたのは、弘法大師です。

　　　aquaは、水を意味するラテン語ですが、

　　　空海が唐でaqua という言葉に出会ったのかしら　‥‥？　と思っています。

　　　　　　　　　　　　　　　御影堂　　　　

　　　寛永18年（1641年）頃の建立ですが、

　　　慶長年間の清涼殿の用材で再建されています。

　　　　　　清涼殿の金具「蝉錠」　　　　　

　　　京都御所、清水寺、延暦寺、蓮華寺にも蝉錠がありましたネ。

　　観音堂　　　　　　　　　　　　　　　

　　　雨風の影響がある所は、根継、矧木（はぎき）、埋木などの補修がされています。

　　　　　　　勅使門　　　　　　　

　　　　　　　　亀岡末吉の意匠です　　　

　　　仁王さん　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　柵　　　

　　　　一本上に引き上げれば、隙間が広がり仁王さんのそばへ行けます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（私はおなかが、引っ掛かります。無念！）

　　　仁王門　　　　　

　　　　　　　　　　　　　勅使門　　　　　

　　　　　宸殿　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　北庭　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボンネットの花びら　　　　　　　　　　

仁和寺 晩春 3