(せいりゅうは あおばたどりて おちあいへ)
清滝川は、弘法大師が名付けた川で、唐の青龍寺の青龍に
さんずい編を付けて清滝です。
小野郷〜中川の北山杉の里を流れ、紅葉の名所高雄〜清滝〜落合と進み
保津川に合流し嵐山へ出ます。
高雄から落合はハイキングコースで、若い頃は飯盒すいさんで出かけたものです。
嵐電嵐山駅から清滝まで電車が通ってました。
清滝からはケーブルがあり、愛宕山山頂近くまで行けました。
残念ながらどちらも乗った事はありません。
というのも、戦時中の金属供出で、廃線になってましたので ‥‥‥。
長さ468mですが、清滝側の最後がカーブしており
どこまでも出口が見えません。
心霊スポットとして話題になってますが、
明かりも少なく、白っぽい服装の歩行者に出会うと確かに幽霊かと思います。
金鈴橋を境に上流高雄方面が錦雲峡、落合方面が金鈴峡です。
室町時代の高雄紅葉狩りの絵がありますが、
昔から紅葉と言えば高雄です。
つい先日、仁和寺近くで熊が目撃されています。
「清滝や 波に散り込む 青松葉」 芭蕉
かって愛宕神社には、将軍地蔵が祀られていました。
与謝野鉄幹、晶子一行が歌会をしました。
「ほととぎす 嵯峨へは一里 京ヘ三里 水の清滝 夜の明けやすき」 晶子