どうも書く内容がそぐわない気がしたので、ここではここなりのことを書こうと決めたのであった。
決めたらすっかりご無沙汰。といういつものパターン。
ボイストレーニングに於いて笑いは重要である。
昔、堅い顔している女性に、ちょっと笑ってごらん。自然に息の流れ出来るからと。言ってみたところ、
面白くなければ笑いません
と言い切られてからというもの、私はお仕事中は人格を変更して大変饒舌に振る舞っている。
緊張もほどほどに。笑えば自ずと緩んで理想に近づくからね。
さて。世の中には仏頂面系統の人がいる。
君、ここ何年くらい楽しいことなかった?
と素で質問してしまいそうなくらい、簡単には笑みを浮かべないタイプ。しゃべり声のトーンは低く、落ち着いた風ではあるが、お愛想なし。ついでに色気も限りなく、ない。
私は思わず訊ねた。
最近はしゃいだことは?
想像通り、そんな話を即答してくれるはずもない。
しかし、そんな彼女が実はお相撲さんが好きで、両国に住んでいるとか、鬢のにおいを嗅いだときに興奮する、なんて言い出すから、分からないもの。
それをききだせた時わたしは、大変はしゃいでしまった。達成感。