FEDが10/15から、一月$60bnのTreasury Billのオペレーションを行うというアナウンスをした。最低でも6ヶ月継続する見込みのようだ。日々のオーバーナイトレポ及び週に2回のターム物のレポも1月くらいまで継続する。9月の反省を含めて思い切った資金供給を継続するという強い意思表示と感じる。もしかしたら9月のお粗末な対応が内部で問題になり、このような矢継ぎ早な対応を促したのかもしれない。これを受けて短期金利やドルユーロの3ヶ月通貨ベーシスも昨日一気に変動した。ドル円ベーシスの中長期のところまでタイトニングが進めば、邦銀のドル調達や生保の外債投資にも朗報となるかもしれない。

 

これで12月の流動性危機の可能性はかなり下がったと言っても良いのではないだろうか。おそらくFOMCを待たずにこのタイミングでアナウンスしたのは、利下げ政策とは異なる流動性対応だということを明確にしたかったということもあるのだろう。金融危機時の量的緩和とは全く異なるとしつこく言っているのもそのためか。

 

別のニュースだがRisk誌では、BNPのレポエクスポージャーが今年6月末にEUR388bnへと急増したと報道されている。SocGenもEUR190bn、Credit AgricoleがEUR149.6bnとなっており、結構なサイズだ。現在のレポ市場はこれらの欧州系で支えられている。これらの銀行は四半期末だけポジションを落とすことによって規制比率を抑えてきたが、別途紹介したようにこうした行動が問題視されるようになってきたため、近年では月次でレバレッジ比率等の規制比率を計算しているのではないかという報道もある。今回のFEDの動きにより大混乱は避けられるだろうが、今年の年末は、様々な要因が重なり合うため、短期市場からは依然目が離せない。