先回りをしないで・・・
成長につれて段々と子供は自分の意思を明確に表現
するようになってきます。
あれがしたい、これが欲しい、どうしてそうなるの、なんで?
なんで?・・・・
私は子供が意思表示をした場合には基本的には全てOK
をしますが、親である自分がその将来を予測して、子供に
起きるであろう困難な状態をアドバイスしてあげる事にしていました。
子供の意思が強ければ、よれでもやりたい、それでも欲しい、
と言う事になります。
その時、親として起きた状態に責任を持てるか否かの判断を
するようにしていました。
決して、頭からダメ、出来ない、と否定はしないようにする事です。
そうしていると子供は、自然に自分の行動の先を考えるように
なってきます。
私の子育ての思いは、自分の行動に対する責任感を育てる事に
つきます。 なぜならその子の人生だからです。
自分の人生である以上、自分で考え決断をしなければならない
事を子供に理解させ、自分と向き合う事ができる人間になって欲しい
からなのです。
その為には、親には我慢が必要です。 私は少年スポーツ団で
友人と一緒にコーチをしていた事がありますが、その中で父兄に
いつも言ってきた事があります。
「子供の先回りをしないで欲しい」と言うことです。
例えば、子供が学校へ行くときの挨拶などですが、「行ってらっしゃい」
「お帰り」を子供が「行ってきます」「ただいま」の挨拶をする前に言って
しまう事です。
子供が言うまで我慢することです。 最初に教えておけば、その後は
反復があるのみです。 叱るのではなく、それが当然だと子供に理解
させる努力をすることが親のしごとです。
よく、自分から挨拶してくださいとか、大人から声を掛けてくださいとか
言いますが、最初に教えられていない子供に対して、挨拶の大切さを
理解させるために行う云わばケアなのです。
順序を間違ってはいけませんし、教師の言うことを全て受け入れる必要
もありません。 親が自分の子供を如何に育てるかをしっかり持っている
事が大切なのです。 学校教育に子育ての全てを任せているかのような
親の発言が最近目立つのは大変残念なことです。
親は常に子供に正面から向き合わなければなりません。
親の意思を押し付けるのではなく、子供の意見や考えを先入観を持たずに
聞いてあげるようにしなければなりません。
あくまでも、子供がしようとすることへのアドバイスをするようにして欲しい
のです。 例え後からの話であった場合でも、子供がどのように判断し
行動したのかを聞いてあげることです。
大人には無意味なことや理不尽な事であっても、子供にはそれなりの
理由があるはずです。 善い事は一緒に喜び褒めればよいですし、
悪い事は子供と一緒に謝罪してあげる事です。
責任逃れは、将来必ず親に不振を抱き、親子の断絶の一因となります。
子供の世話の焼き方の間違いに気づかず、物事の責任を他人様に
押し付けたところで、親を敬愛する人間が育つとは思えません。
全ては自分から始まる事を知って欲しいと思います。