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ホストファミリー体験日記

日本で海外からの留学生を受け入れるホストファミリーを始めて10年が経過。いつの間にかゲストは25人を超えました。日本は狭くて、やっぱり世界はどこまでも広い。文化の違いに戸惑い、思考錯誤しながらの留学生との生活はどうして??だらけ。そんな多文化な日常の記録です。

新しい留学生が来た。
国籍フランス。初めて。ヨーロッパ自体が初めて。

車のドアを開けてくれる。
閉めてくれる。
とっても紳士。
まさしくフランス。

コーヒーも紅茶も飲まない。
ココアが好きらしい。
彼が選んだカップ。↓

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カフェオレボウルに見えなくもない.....。
目立つ所に数個マグカップがあるにもかかわらず、それを選ぶかぁ。
トーストをココアに浸して食べていた。
まさしくフランス。


そして次の日の朝。
キッチン台の上には割れた彼のココアカップが。

ごめんなさい。弁償します。
とても申し訳なさそうに謝ってくれた。

う、引き出物でもらった抹茶茶碗。
でもま、いいか。
普段のご飯茶碗に使っていたんだし。

いいよ。私はいつも割ってるから。

ま、そんな感じで1ヶ月のホームステイ、はじまりはじまり。


160711
私が子供を叱る時、時々子供のお尻を叩く時があるが、その叩き方はマレーシア人から見ると甘すぎるらしい(笑)。子供を叩くと大抵(特に欧米出身)の留学生は引いていたので逆にびっくりした。マレーシアでは子供が頻繁に『ムチ』で打たれるのは至って普通で、言葉だけではなかなか言う事を聞かない10歳くらいまでは親はビシビシ打つ。それが虐待だと思う人はマレーシアでは誰もいない、との事。

本当に!?

キレイゴトしか書いていない育児書を読んで悩んでいる自分がばかばかしく思えてきたよ。


030611

キットは我が家が嫌いではなく、とても気に入ってくれていると思う。

私のご飯をいつも褒めてくれ、大人の男性2人前はペロッと食べてくれるし、牛肉は食べられない以外は好き嫌いもないので、とても作りがいがある。「牛肉しか食べられない」じゃなくて本当に良かったよ.....。

子供との相性もいい。子供がキットに絡むと、相手するも拒否するも上手にあしらってくれる。なので私が先回りして子供達をたしなめる必要もない。

でも自立心が強いのか、何か分からないことがあっても質問せずに、自己流でどんどんやってしまう。家のものを無断で勝手に使うのには慣れたけど、一言聞いてくればそうならずに済んだのになって思う事がいっぱい。ま、どれも大きな問題じゃないけどね。

020511



最近やっとキットとかなり深い話ができる様になった。
日本語だけではどうしても無理ってところだけ最低限の英語を使う。
でも日本語の文章に英単語をあてはめようとするので、余計に分からないときもあるけど。
「日本の首相はどうして長く続かないのか?」
「日本の医療費は高いか?」
「僕は自分の両親をとても尊敬している。日本に来る事を許してくれて、心から感謝している。このチャンスを無駄にしたくないから、一生懸命勉強する。」

やっと「明日晩ごはんいる?」などの機会的な会話から抜け出して、少し彼の人間性が分かる会話ができ始めた。それはホストマザーである私にとって意外に大きな気持ちの変化をもたらした。キットを少し信用し始めた。今まではあんまり信用していなかったから……。ははは。

でももうあと1週間。やっぱり生涯の友達になるにはまだまだ時間が足りないな~。


200411
キットが来て2週間が経過。

日本語がほとんど話せないのに英語に頼ろうとしないので、その心意気を理解して、私も日本語しか使わないでいる。すると、とにかく全然コミュニケーションがとれない!

しかもキットは明らかに理解していないのに、とっても素直な態度であっさり「分かりました。」と言い切り、それ以上の説明を拒む。そして、分からない事もどんどん自己判断でやってしまう.......。

キットは漢字が分かるので漢字で筆談とか、ボディーランゲージを駆使してコミュニケーションをする努力が見えればその姿勢だけで信頼関係が生まれるんだけど。

使い方も分からずに家のものを勝手に使うので、注意したんだけど、イマイチ伝わっていない様子........。どうしてもっていう事以外は多目に見る事にした。ま、あと1週間だし。

短期は短期なりにこういう事があるのね。彼を調教するには時間が足りなさすぎる事に気づいたよ。


180411