先日他の方が書いたブログの一節に、その方と同様心に響きまして… その一節が
本物の職人は本物のカンナを使います
木に合わせてカンナをコロコロ変えたらあきまへん
木に合わせたカンナの使い方が出来ることが一流ですのや
カンナも一流の道具、職人自身も一流の道具として木に向かったとき、その木の最大限の良さを引き出すことができます
これが仕事というやつです。
髪の毛も同様だとこの一節を照会された方も、我々美容師もそう感じると思います。
僕は美容師になって35年、まだまだ若輩者だから、職人なのかアーチストなのか未だに答えが出ないでいます。
勿論プロフェッショナルとしてお客様から料金をいただいてるわけで、そのお金で生活してるわけで、しかしお客様にとっては そんな事はどうでもいいわけで、その場その場で満足出来る髪型、満足が得られればいいわけで、そんな葛藤があります。
スタイルチェンジを提案する時は、髪質、ライフスタイル、好み、etc…とその方に合わせた様々な要素を考慮しながら考えます。浮かんだ事を形にするのが技術であり職人技、頭の中で色々な要素を含め想像するのがアーチストの部分、センスと ここまでは誰でも思う事でしょう。
しかし…今もまだどっちを突き詰めたらいいのか答えが出ない。
悪く言えば、どっちつかずのまま。
でもお客様が満足された笑顔を見る度に、どっちつかずで良いのかなと思います。ハッキリ言えば二流三流、一流では無いって事です。
悩めるオッサン美容師の独り言でした(笑)