-By MADLEN READ, AP Business Writer
もちろん、このアメリカの金融クライシスが決定打だったとは思うけど、2年前くらいからアメリカの銀行はじわじわと人員削減を行っていたのは周知の事実。サブプライムローン問題はだいぶ前から崩壊してた訳ですし。
もちろん、日本にあるアメリカ系の銀行だって同じ事が起こってました。
私の知り合いの南米出身のMくん。念願のアメリカ系銀行(まさしく上記の・・)就業4年目にして突然解雇。IT関連部門だったんですが、経費削減のためその部署をまるごとシンガポールにアウトソーシングする事が決まってしまったんだそうな。
その前から彼の目の前で解雇される同僚を見ていた為、彼も相当おびえていたのを良く覚えている。
「今日も突然仲間の一人が辞めさせられた・・・。」
「えっ?なんで?」
「分からないけどみんな次は自分かもって思ってる。こうなってくると周りはみんなライバルだよ。資格でもとらなきゃ。うかうかしてられないよ。」
こんな会話をしていたのが確か去年の初め。
そして1年半後、「はいキミ。今月で終わりね。」とあっさり解雇。
「I got fired」
私がNYにいた時に日本からの電話でのセリフ。
もう掛ける言葉もありません。
まぁ、救いといえば1年分の給料は貰えたらしいけれど。
(話によると、彼の次の月に解雇になった人々はそれもカットされたらしい)
その後頑張って大手銀行系の面接を必死に受けまくっている間に、あのリーマンショックが勃発、もう泣きっ面に蜂状態。未だに彼は就職浪人です。
ポジション数のパイを考えても、外国人が日本で仕事を見つけるのは、私達日本人が仕事を見つける大変さの比ではないわけで。(逆もまたしかり。)
私もただただ働き口が見つかるのを祈るばかり。
M君の今後の検討を祈ります。