朝、仕事のために車を走らせていると
ふと目に入った茶色い塊
満開の桜並木の下にいるのは…
シバ犬⁈
一度は通り過ぎたものの
すぐにUターンして少し離れた所に車を停めました。
車道と歩道は分かれていますが結構なスピードで車が行き交う場所。
むやみに近づいて慌てて逃げて車にひかれては大変と車の行き来が途切れるのを待って車から降りました。
その時私は何も保護する用意(軍手や首輪、リードなど)もしなくて…
でも何故か何も持たなくても保護できるような気がしてたんです。
以前にも友人宅から逃げたシェパードをその付近で発見した時も動物的直感があったのですが
今回もそれに近いものがあり不思議と保護できると確信してたんです。
ホント、自分でも不思議だけどそんな気がして
ワンコに近づくと…
私の気配を感じたワンコは顔を上げ
逃げるどころか私に助けを求めるかのように尻尾をふり近づいて来ました。
すぐに抱きかかえてクレートに乗せました。
何の迷いもなかったです。
このまま見捨てるなんてありえなかったです。
保護してすぐに友人に協力してもらい
シャンプーもしました。
数回の出産経験あり。
手入れは全くされていない。
足裏の毛が擦り切れていない。
肉球がプニョプニョ。
めったにしていないであろうシャンプーを嫌がらずにさせた。(攻撃性がない)
これらがこのコの情報。
これらから飼い主を探し出すのは至難の技だと言えます。
無駄吠え、要求吠えなし。
クレートに抵抗なく入る。
筋肉がほとんどついていない。
歩き慣れていない。
血尿がある。
ココアはフィラリア抗原検査
推定年齢12,3歳だろうと。
そして犬歯も含めほぼ全ての歯がすり減っていると。
これは長期に渡って何かを噛んだりして削られたと思われます。
血尿ですが
きちんとした検査はまだ受けていないので明確な診断ではないのですが
考えられることとして
慢性膀胱炎や慢性化尿路結石だそうで…
長きに渡って治療されてないということが言えそうです…
上にあげたこのコの情報を収集すると…
サマココとも仲良し?
クレートなどでの生活を強いられ
散歩もろくに連れて行ってもらえず
出産経験が数回…
はっきりとは文字にしませんが
多分思い当たることはみなさん同じじゃないでしょうか…
それなら迷い子の届け出を出さないのも合点が合いますよね。
ゆうさんぽ。
ルッキーが連れてってくれました。
100m歩いたら疲れるのかそれ以上歩こうとはしません。
サマココとも仲良し?
うーん…
それは保護した後も責任を持って預かれる
あるいは里親さんを探すということ。
可哀想だからと保護してあげたい気持ちを団体や保護活動されてる方に押し付けるのは
動物管理センターに収容依頼するのも
我が家で預かるのも私の一存で決まることなんです。
だから私はこのコの未来を作ってあげようという選択をします。
飼い主さんが現れるかもしれません。
里親さんを探すかもしれません。
いずれにせよ
このコを保護したからには責任を持たなければならないです。
そうそう。
このコには名前がないんですよね…
満開の桜の木の下で出会ったから
さくらちゃん
と名付けました
しばらくの間
サマココ共々
さくらちゃんを
よろしくお願いします。