6月の投稿以来書いていなかった!
なぜか?
この4カ月間、迷いに迷っていたからだ。
しかし、そうは言っても、様々な問題をクリアーしながらトライしてきたこの4カ月は、HALを知るという部分においては良かったんじゃ無いかと思う。
「丁寧にご指導くださったサイバーダインの村田さん(仮名)、本当にありがとうございました」
原点に戻ってみると、HALの定義は
「脳神経から送られてくる微弱な指令信号を皮膚表面に貼り付けたセンサーでHALがキャッチし、動作をアシストする。(どんな微弱な信号であっても、HALはキャッチする)そして装着者の意思に基づいた動作をサポート、実現させる事で、脳からの信号がHALによる動作を通じて再び脳へと戻り同期したデータが脳神経と筋肉を結びつけ、そのループがクルクルと装着者の体内をまわり神経系や筋肉系の機能が調整、強化されて行く。」
というものだった。
HALモニターに映し出された私の動きのデータの中でも、模範的なもの(椅子に座って前屈)が下の写真です。
この4本のブライトカラーのラインの意味は、
赤色 体幹(骨盤)の前後角度 お辞儀をする動きをすると動きます。
紫色 体幹(骨盤)の横方向の角度 片方のお尻を上げるような動きをすると動きます。
緑 HALのアシストしている強さ (HALのアシストが強いと装着したロボに引っ張られる感じがします)
水色 生体電位信号(装着者本人の脳から送られる信号)の強さ
この動作をする時の重要なポイントは、前屈の初めと終わりに骨盤をしっかり立てられるかどうかだと言われた。この部分をクリアーし全体がバランスよくできると、このモニターの様な形になるのだが、これは簡単そうでいて意外に難しい。
ジャズダンスのLIZA先生がいつもレッスンの時に、この骨盤の立て方や姿勢の取り方などを教えてくれるので、わかりやすく下の動画を作ってもらった
骨盤の立て方(わかりやすいように後屈のポーズも入っていますが、HALの動きには出てきません)
HALを使ってのリハビリの動作
・最初と最後にしっかりと骨盤を立てるようにします。
・最後の起き上がりの動作は、かなり早い速度が求められます。
リハビリの内容は前屈の練習と、椅子からの立ち上がりの練習という、至ってシンプルなものだったのに
その見返りとして私に戻ってきたのは、リズム感と運動神経の回復だった!!
リズム感は、多分周囲の人が見てもほとんど気付かないくらいの変化だったかもしれないが、本人にとっては驚くばかりの出来事だった。ここ2年の間でそれはどん底まで落ちていたので、少しの回復が自分にとっては本当に嬉しい復活だった。決して開かない扉がもう一度開いた瞬間だったのだ。
卓球も急にレベルアップしたのを感じた。
私の卓球はいわゆる温泉卓球で、きちんと習ったことは無かった。パーキンソンのリハビリに卓球が良いと聞いて、結婚後すぐに始めたのだが、当初ラリーはせいぜい続いて10回程度だった。今は良い時で35回まで続けられる。
玉の打ち込みも結構早い速度がつくようになった。この変化は、明らかにHALを始めてから変わったのだ。
結果の勘違い
HALにトライして4カ月、少しだけ分かったことがある。
それは、一般的なリハビリであれば、筋トレで少しずつついた筋肉とトレーニング効果で、運動機能が徐々に向上していくものだと思うのだが、このHAL に関しては明らかに違う。
脳の司令塔から出て来た信号を、HAL が正確にキャッチしてサポートするところに意味があるわけで、だからたとえばたった1日であっても、驚くような結果を見る人も出てきていると思う。
今まで誤作動を起こしていた脳の司令塔が、HALによって一瞬元に戻り、全体が繋がる。壊れて再起不能となっていたシステムが最初はスイッチが入ったり消えたりするが、毎日訓練することで習慣化し、最終的にはその良い状態が自分のものになるのだろう。
次回後編は、そんな結果報告にしようと思う。
しかし、私が考えていたようなすくみ足の改善ということに関して言えば、結果はかすりもしなかった。。。。笑
元々このHALはパーキンソン専門のロボケアでは無い。全般的に衰えた筋肉や運動神経などの改善という事に優れているロボケアだったのに、私もHALに期待しすぎた所があって、自分の中で変な盛り上がり方をしてしまった様な気もする。(現在パーキンソン病の人達に向けてのロボは、筑波大学の研究となっているそうだ。)
後編につづく



