暖かい風が吹き抜けていく、4月のある日。
授業を終え、私は友だちと一緒に大学の正門を出た。
友だち「明日から連休だねー。もう予定とか決めてる?」
まみ「うーん、まだハッキリはしてないんだけど・・・・・・」
このとき、私の頭にふとしばらく会えていなかった愛しい王子様のことがよぎる。
(この時期は公務で忙しいって、前に言ってたよね・・・・・・。まだなんの連絡ももらってないし)
少し寂しい気持ちになってうつむくと、友だちが心配そうに聞いてくる。
友だち「どうかしたの?ちょっと元気なさそうだけど・・・・・・」
まみ「あ、ごめん。平気だよ。・・・・・・そっちは何か予定があるの?」
友だち「ん?私は短期バイトをするつもり。ほら、学生課で募集があったじゃない?」
そう言われて私は、貼られていたチラシを思い出した。
まみ「もしかして、図書館の本を整理する仕事?」
友だち「うん。まだ人手が足りないみたいだから・・・・・・ねえ、まみもヒマだったら一緒にやらない?」
彼女の笑顔に私は考え込む。
(本の整理・・・・・・か。今日、彼と連絡を取ってみて、忙しそうならバイトをしようかな・・・・・・)
まみ「うーん、まだハッキリと答えられないんだけど・・・・・・予定が決まったら連絡する形でもいい?」
友だち「わかった。じゃあ私、帰り道こっちだから。わかったら連絡してねー」
まみ「うん、またねー」
友だちと手を振って別れると、私は人通りの少ない並木道に入った。
そうしてしばらく行くと、ふいに見覚えのあるリムジンが私を追い越し、静かに路肩に停まる。
(あれ・・・・・・?あのリムジンについている国旗って確か・・・・・・)
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