「鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。」
すっかり有名になった金子みすゞさんの詩「私と小鳥と鈴と」の
最後の部分です。
別な意味に解釈して使う人もいますけど、相手の個性を尊重する意味です。
最近、金子みすゞ顕彰会から送られてきた会報に佐治晴夫さんの講演の
ことが書かれていました。
「鈴と、小鳥と、それから私」と、なぜ私が最後になるのか。
なぜ、私が最初でないのか。
佐治さんはこう語りました。
「あなたがいて私がいる。周りの人がいるから自分でいられる。」
だから、鈴と小鳥の後に、私の存在。
そう聞くと、なるほど、奥が深いなと思います。
金子みすゞ記念館長・矢崎節夫さんも、講演会では佐治さんと
同じことを話します。
人間は一人では生きられない、共存共栄が大切なんだと思います。
金子みすゞさんも昨年で没後80年。
ちゃんと人々の心に生きています。
今も生きていたら、今年は、どんな詩を書いていたでしょう。