自由    | 巡り合う時間たち 

巡り合う時間たち 

嵐が 何度もふいて 風が冷たくなっても
明るい空には 一番星が 光っています
あの星を ブローチに・・・
この ブログを 一番星で 飾りたいと思います

『自由になった ましろ』 主人公 うさぎのましろ

 

ましろの お部屋には いつも

おいしい お水

おいしい  にんじんがありました。

いつも 綺麗に おそうじされています。

 

でも きゅうくつでした

みんなが じろじろ 見ているような

そんな気がして 落ちつきませんでした。

 

ましろは外の世界が みたくなりました。

あみの外は どんなだろう。

そうだ ここから 抜け出してやろう

 

月夜の晩

明るい夜でした

ましろは 勇気を出して

あみを やぶり 広い世界へ

新しい 世界へ 飛び出しました。

 

ましろは 出来るだけ 遠くに

はしって はしって 走り抜けました。

でも、オオカミや ヤマネコや 野良犬に

追われて もう ダメかも知れないと 何度も思いましたが

 

目の前の いばらの中に 飛び込みました。

疲れ切った ましろ

ほっとした ましろ

そのまま 眠りに落ちていきました。

 

朝の ひかりが ましろの

ほほを 赤く染めました

そっと かおをあげた ましろは 目がくらくらしました。

 

あみの 外に出た ましろの 前には

おいしい 人参も おいしいお水もありませんでした。

ましろは 夕べ 逃げる時におった傷をかばいながら

あちら こちらと 走り回りました。

 

空が 人参色に 染まる頃には

お腹も ぺこぺこ のどはからからでした。

からだ中の力もぬけて へとへとになりました。

 

あ~~~っ 網の中に かえりたいよ~~~!

疲れ切った ましろは 薔薇の香りにさそわれて

眠り込んでしまいました。

ましろは 夢をみていました。

あみの中で 美味しいお水をのんで

おいしい 人参をたべて 歌を歌っている

 

ましろが 夢から覚めると

目の前に あみ がはってありました。

でも よく見ると それは 網ではなく

蜘蛛の糸 でした。

蜘蛛の糸は 朝日を浴びて キラキラ光っていました。

 

ましろは 大きく 深呼吸をひとつ

はじめて 朝露を飲んで 草のはっぱも 食べてみました。

おいしい お水と

おいしい 人参で

満足していた ましろは 自由を確信しました。

 

ましろの 自分の力で生きている

自分の足で 大地をけっている

そんなことに 胸はおどりました。

 

 

あの人のところに行って 時間もまっていたのに

あなたには 気づいてもらえなかったのでしょうか?

わたしは 失恋してしまったのかしら?

でも、わたしも自由を手に入れました赤薔薇