ハナ子さんは足の筋肉をつけるため、息子に付き添われてリハビリに行きだした。


早めの処置が功を奏したのか、めきめき良くなった。


理学療法士がハナ子さんの達者な歩きっぷりに「何できたんですか?」と息子に聞いた。


実はハナ子さんの歩きっぷりは最初から達者だったのだ。


よろけているつもりなのは自分だけラブラブ!ということをハナ子さんは知らない爆弾


しかし、さすがに本人も良くなってきた自覚がでたらしい


ある日涙目で言った


「こんなに良くなっちゃって……むっ


嬉し涙ではないえっ


周りの同情がなくなるかもしれない残念な涙であるむかっ


なんたって「お元気になられて良かったですね」なんて言われたくないんだからパンチ!