新海誠監督の『秒速5センチメートル』
に登場する澄田花苗(すみだ かなえ)は多くのアニメファンの心に深い印象を残したキャラクターです。
第2話「コスモナウト」の主人公として、種子島で貴樹への一途な恋心を抱く高校生の姿が描かれています。
新海監督自身が「花苗は強い女性として描いた」と語るように、彼女の内面には並々ならぬ情熱と強さが秘められているのです。
実写版では花苗よりお姉さんが
東京での生活で貴樹くんと偶然出会い多くの接点がありましたが、花苗の事は一つだけしか表現されていませんでしたね。(内容はネタバレしない程度で)
貴樹への一途な想いが描かれたアニメでは彼の心が自分に向いていないことを薄々感じ取っていました。
その後、中途半端な関係のまま告白もせずに貴樹の東京への旅立ちを見送る空港でのシーンで花苗が飛び立っていく飛行機を見上げながら立ち尽くす姿が描かれており
山崎まさよしの「One more time, One more chance」の歌詞「言えなかった『好き』という言葉も」が
被せられています。
この余韻を残した終わり方は
多くのファンに強い印象を与え「花苗のその後が気になる」という声を数多く生み出しました。
漫画版独自の追加エピソード
新海監督が「花苗は強い女性として描いた」と語った通り、小説版では彼女の内面の強さがより明確に表現されているのです。
花苗の10年後を描く漫画版
「空と海の詩」の全容
漫画版『秒速5センチメートル』の最終話「空と海の詩」は、新海誠監督自身が手がけた花苗の完全オリジナルストーリーであり、多くのファンが待ち望んでいた「花苗のその後」を描いた貴重な作品です。
高校3年の秋に貴樹への想いが決して届かないことに気づいて泣いた日から、すでに10年が経過した2009年の花苗の姿が描かれています。
(奥深いですね)
新海監督が語った「花苗は強い女性」という言葉を体現しています。
しかし、職業的な成功を収めた花苗の心の中には、依然として貴樹への想いが残っていました。
10年という歳月が経過しても、普通の恋愛に踏み出すことができずにいる彼女の姿は、初恋の深さと同時に、それが彼女の人生に与えた影響の大きさを物語っています。
花苗はある人の恋の告白に自分自身も迷っていて
とうとう東京へ出かけます。
そこでなんと貴樹くんらしき人物を見かけます。
花苗の恋愛観の核心にあるのは
極めて一途で純粋な愛情です。
しかしこのシーンは曖昧に描かれており幻影である可能性もありますが花苗に一つの決断をくだすキッカケになりました。
中学2年生の春に貴樹に出会ってから、彼女は一貫して彼だけを追っていました。
忘れようとしてもどこかに貴樹くんがいる。
確実に言えることは
花苗がこの旅を通じて、ついに新しい人生への扉を開くことができたということです。
重要なのは、花苗の物語が「恋愛の成就」ではなく
「自分自身の成長」をテーマにしていることです。
貴樹との恋愛は成就しませんが、その経験を通じて花苗は強い女性として成長し、新しい人生への扉を開くことができました。
これこそが
新海誠監督が描きたかった花苗の真の物語なのです。
これらを知ると実写版では
観られないシーンも含めて
楽しめるのではないでしょうか?
2007年から今まで味わえなかった貴樹という人物を
実写版では松村北斗さんが見事に演じています。
4回目も観たくなりました😂
ではまた…札幌じゅん先生









































