本日は新型フリードへカロッツェリアTS-V173SのツィーターをAピラーに埋め込んだ際の模様をお送りいたします。
三角窓付きピラーもだいぶいろいろな形が出てきました。
特にホンダに言えることですがAピラーの剛性を上げるためかピラーの柱が内張ギリギリまで詰まっており、内装の中にツィーターを引っ込めることがほとんどできません。
そこそこ大型なこのツィーターを綺麗にインストールするためには造形が大事です。
シンプルなリングを作成しました。
でも斜めに落とすとか形にはこだわります。
なんといきなりここまで。写真忘れてしまいました。
結構広範囲にパテを盛っています。
ツィーターがかなり張り出すので遠目からラインを
ピラーにはよくエアバッグの刻印の凹みがあったりします。そのまま貼るとよくわからない凹みになってしまうのでパテで埋めます。
文字だけを埋めるのではなくその周りを新たにラインを作るくらいの勢いの方が綺麗に段差なく埋められる気がします。
良いラインが出ているときは仕上げのパテの持った跡すら美しい。今回はとても良いです。
これはこだわって三度目のパテ盛りです。
整形終わりです。結構広い面を加工しているのがお分かりかと思います。
どうしても張り出してしまうツィーターをできる限り自然に見せるため遠目から曲線を作ったためこのような加工範囲になっています。
綺麗な歪みのないラインが出ているときはペーパーの研ぎあとが一定でピシッとしています。
曲線がうねっているとこのような研ぎ後にはなりません。我ながらナイス。
このようなえぐりのラインはインストーラー泣かせ。
プレスラインが整っていないと綺麗に見えませんし、プレスラインだけ合わせようとするとほかのラインがメタメタです。
とある面ととある面がぶつかった時にできるのがプレスラインです。正確にはプレスしていないのでこの表現も間違っていますが、ようはエッジが立っている線に見えるラインのことです。
面と面がぶつかったところが良いラインと言いましたが、逆に言えば綺麗な面と綺麗な面がぶつかれば綺麗なプレスラインなのです。これはとても重要で深く、そして難しい・・・。
ということで完成しました。思いのほかスェード貼りが難しかったです。
でもいいラインが描けました。角度は左右非対称。でもパッと見は左右対象です。
音の出るイメージを考え、リスナーに届くまで綺麗に流れるようなイメージでピラーを作らなくてはなりません。
えぐりもそのためです。そうしてできた形は機能美で美しい。
曲線にはこだわりがありますのでシンプルなピラーツィーターでも妥協はありません。我ながら良い形。
助手席側です。言われなければ左右非対称とはわからないでしょう。運転席リスナー向けで作成させていただきました。
外から見た時の張り出しもなるべく違和感なく仕上げたつもりです。
このピラーで加工費は左右で6万円です。製作は2日間となります。
ピラーツィーター加工40,000円
大型ツィーター傾け加工10,000円
三角窓付き車10,000円
合計 60,000円
加工で費用も高めではありますが、良いスピーカーを純正のようにマッチングする。好きな方にはたまらない加工です。
ピラーツィーターはさまざまな加工方法があります。是非お気軽にご相談ください。
シンプルな純正風からイベント仕様のカスタム仕上げ、純正のようだが高級感に溢れたハイグレードな仕上げまで得意としております。
是非ご相談くださいね〜。