ダッシュの中央部分がバカッと外れる車って結構あります。
そこになにか埋めるのは普通の車より部品も外れるし簡単です。
車を手放すときもその部分だけを注文すれば元通りですからね。
今回のコルトもそんな作業。
9インチモニターをここに埋めてほしい、そんなオーダーですが9インチはでかいですよ。
まあ、寸法的に収まるのであればやってできないことはありません。
ただ、いろいろな問題はあります・・・。
というわけで写真はだいぶ途中から。
いろいろな形は見た目と強度と効率を考えて作ったもの。
埋めればいいと言われたのですが、基本何かしら手間をかけないと気がすみません。
手間をかけないと気が済まない部分に工賃が発生しないのが問題です。
モニターをできる限り下げたいのですが、下げてラインを作ると不自然になりがちなので、あえて平ら面をすこし落とし気味にしてモニター前にトレイのような形状にしてみました。
これだと自然な感じがでると思っていますがいかがでしょうか?
見ると簡単そうですが、これを思いつくまでが結構大変です。
9インチだけあって高さもかなりのもの。
はっきり言って恰好よくするのは無理なのでは?と思ってしまいますがそれにできる限り抵抗するのがインストーラーの仕事です。
後ろなんてMDFの板一枚斜めに貼り付けて適当にならせばいいんです。
オーナーさんもそうだと思っていたそうです。
しかし緩やかな曲線、微妙な段差、そこからつながる自然な曲線とラインのつながり。
これがベーシックな作業だと思います。
緩やかにつなげることによって生地も貼りやすくなります。
え!?貼りですか!
と来店した業者さんに言われました。確かに厳しそうな形状です。
さきほどから形がまた変わりました。
モニター前のこれはなんでしょう?
オーナーさんは仕事でこの車を使っておりますが、ipadminiをどこにおいていいのか困っているご様子。
しかも充電も2A以上の電流値が必要なために現状充電できないようです。
ということでまずはホルダーを作ってみました。
横長で細い。しかしピンルーターで意外に簡単に作れることがわかりました。
後ろにはETC、ビーコン置き場が。
これだって普通に仕上げちゃつまらない。
置く部分にアクリルを敷きます。
裏を黒く塗ればピアノブラックパネルの出来上がりです。
ということで完成。
正直鬼のように難しいスェード貼りになりました。
まあ、普通に考えて物理的に無理ですね。
でも何とかなるときは何とかなるものです。
無茶貼りは得意なのですが、無茶な形状にするなということですね。
この時代のパナソニック9インチは非常に映りがよかったですね。
最近パナソニックは車用やる気がなさそうなので残念です。
ipadminiホルダー。
簡単そうですが、全部スェード貼りでやる場合は実は相当難しいですよ。
中までスェードを貼りきるにはほぼ不可能ですが、穴の中で分割式にすることで何とか晴れるような構造にしています。
ipadminiのホームボタンを気にしなければ簡単だったのですが、それをクリアしようとすると途端に難しくなります。
でもモニターの前にipadminiを置くという発想は結構斬新ですね。
でも使い勝手は非常によくなったようでなによりです。
ETCとビーコンはこの位置にピアノブラックパネルと一緒に固定。
普通に置くのでは芸がありません。ほとんどの人が気が付かないとおもいますが、これが自己満足の世界です。
AE86はオイルクーラーを取付中。
さらにバンテージも。
意外と何でもやるNACKSです。
そしてグルグルウインドウを電動化。
そしてプッシュスタート化。カーテシで室内を光らせるようなこともしています
今日は眠い!!ここまでです。
4月くらいにリーズナブルな価格のフロントスピーカーと制振のキャンペーンをやりたいと思っております。
気になる方はお問い合わせくださいね。
本当に眠い・・・・。
それではまた!