アテンザドアカスタムリメイクNo1 | カスタマイズファクトリーNACKSのようやく書き始めたマニアックブログ

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埼玉県上尾市のカスタマイズショップNACKSです
オーディオ、モニター、LED、アクリル、アルミ、カーボン・・・
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エダ氏がトランクをカスタムしたアテンザ。


ドアをさらに過激に、とのご要望で自分が作業させていただきます。


アクリルバーを立体的な構造で作成しようと思います。



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この際ですのでアウターリングも作り直し。



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もともとあったリングを切り取り、新しいリングを組み直します。



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パテで成形し、強度を持たせます。


ドアポケット付近をかなりカスタムするのでここはこの程度の成形でいったん中止。



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と言っても砥がないとパテがのりづらいので成形はしましょう。



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さて、ここからが本番です。


最近会得したアクリルバーをより洗練させた形で搭載する予定。


正直アクリルバー自体を作るのは面倒くさくてもそれほど難易度は高くありません。


そのアクリルをマウントするベースがどれだけしっかり作られているかで完成度が変わります。


今回はかなり立体です。


今回はこの大きさ、やりすぎかも。



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パネルの外形はドアの形状に依存しやすいのですが、その形状とデザインパネルをどう合わせていくのかが腕の見せどころ。


しかも今回は奥行きのあるパネルなので3次元。難しい。



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オスメスを作成するのはパネルの基本。


ストレートなラインがある場合はMDFのガイドが使えるので簡単です。


今回は曲線をどう取り入れても格好と構造のつじつまが合わないため、上下のラインはストレートです。


ドアだとそういうことが多いですね。



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いつもはこのような感じで裏板と周りの枠でパネルとするのですが、奥行きのあるパネルを作成するため、この裏板は枠を作るためのテンプレートです。



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つまりはこんな細い枠だけが出来るわけです。


なぜこうなったかは後でご紹介しましょう。


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立体にするにあたってデザインと構造を同時に考えます。


デザインがあるからそのために構造を考えるのですが、構造自体がデザインになることもあるので、その二つを何度も考えながら構造とデザインは決まってきます。




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無限LEDも使用します。


そのための枠もここで作成します。



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立体のパネルを作るため、深さが必要です。


ドアの構造やデザインから4cmのMDFで高さを出すことにしました。



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ここで4cmの高さを均等に造形するため、4cmの幅の15mmMDFを大量に作成します。


立体でもMDFの積層で造形するのが自分流です。



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アクリルバーを使用しますが、15mmを使用します。


同じ15mmMDFを使用して構造を作っていきます。


マスキングが貼ってあるのは、アクリルを組み込む際にベースにスェードを貼るため、そのクリアランスを作るためにマスキングを4重位に貼ってあるのです。



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アクリルバーの位置を検討しています。


いろいろスペーサーなどを使って規則正しい位置関係を作りだします。



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ガンガン積層していきます。


頭にはイメージがありますが、知らない人が見たらなんだかさっぱりわからんですね。




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積層終了です。


ありえないボリューム。


さすがに重いのですが、ここからどんどん削っていきます。



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ここでアクリルバーのテンプレートを抜きます。



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このようになりました。


今度は外形を整えましょう。



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裏から見るとこのようにMDFがはみ出ておりますが、ルーターがあれば簡単に外形を作ることが出来ます。


もともとベースを枠と同じ外形にしていたのはこれが理由です。



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こんな感じ。


ただ、この高さだと反動がかなり強いので慎重に行います。


アルミなどいろいろ酷使しているため、このビットも半年もたないですね・・・。


使い過ぎかな?



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外形がこんなに綺麗に整いました。


これがパネルの床板になるイメージです。



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最初のほうで作った枠を載せるとぴったり。


これで枠を接着すれば立体パネルの出来上がり・・・


ではありません。ここから内部の造形をしなければいけません。



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さらに枠を作成し、なんとなくイメージが出来てきました。


枠を作成したのは内径の位置を見たかったから。


マーキングしてそれに合うように内部を造形していきます。



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このようにマーキングされています。


これをもとに内部の造形のデザインを考えていきます。



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なんとなく書いたこのライン。


このラインの部分が床板へつながる斜めのラインになります。



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恐怖のベルトサンダー造形。


なにが恐怖かといいますとアクリルがはまる部分は削り過ぎてはいけないから。


パテで修正しようにもアクリルのきわを修正するのは超面倒くさいことになります。


つまりこのきわのラインは削りのみで成形するのがよいのです。



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ひたすらに削っていきます。


このくらいでも木工室は粉だらけ…。



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頑張ってこのようになりました。


ある程度まではベルトサンダーですが、ある程度からはペーパーで地道にラインを作ります。



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でもなかなかいいラインがでているでしょう。


簡単そうに見えますが比較的難易度が高いです。


しかしこれが出来るとパテをほとんど使わないため、いろいろな意味でいいですね。



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アクリルテンプレートをはめるとこのようにラインが生まれます。


このような部分へのこだわりは自分は必要以上にあります。





自分で書いていて思うのですが、今日のブログはたぶん全然わからないと思います。


文章力もそうですが、フィーリングでやっていることを言葉にしようとしているので無理があるのですが、さらに今回は細かい作業をしているため、写真と文章で伝えるのが難しいですね・・・。



まあ、このような細かいことの積み重ねでカスタムをやっております。



というわけで写真がたくさんたまっております。


頑張って更新していきますのでよろしくお願いしますね。


それではまた!