いつものごとく、タイミングを外すとブログの更新が滞る中島です。
おかげさまで非常に忙しく作業をさせていただいております。
最近ブログを見てNACKSに来ていただき、ご成約までしていただけるご新規のお客様が多くなってまいりました。
多少でも知名度は上がってきた感じがします。しかし大事なのは期待してきたお客様の期待を裏切らないことです。
敷居が低そうで来やすかったという新規のお客様のありがたいお言葉も頂き、これからも敷居は低く、技術は高くを目指して頑張ろうと思います。
最近の作業をご紹介しましょう。
他の作業でお越しになっていたグロリアのお客様。
ノリで即日ピラーツィーターとなりました。
この時代の車はプラスチックむき出しと言うことは少なく、たいがい生地が貼ってあります。
このような場合はシリコンオフなどを生地の上からしみ込ませるようにかけますと、糊がシリコンオフではがれてべロっと簡単に取れることが多いのでお勧めです。
最近はピラーツィーターは9割がMDFで構成されています。
これを削りだして形状を作り出すので面倒くさそうに見えますが、実際に削っている時間なんてそんなに大したことがありません。
なにしろ反りません。もうピラーを車両につけてパテを硬化する必要もないくらいです。
さらに薄い造形も比較的簡単だし、パテ盛りは多くて2回で終わります。
今後はこれをピラーではなく超立体造形にも取り入れる予定です。
超立体造形なのに反りがなく精度が完璧。それが次の段階のカスタムになるでしょう。
というわけで完成です。
このピラーは裏側にほとんどスペースがないので張り出し感は出てしまいますが、遠目から曲線造形することによってなるべく張り出し感を出さないようにしています。
しかしピラーツィーターは実際に見るのと写真で見るのでは感じが違いますね・・・。
なかなか格好良く撮れません・・・。
横から見るとこんな感じ。
なるべく自然な造形を心掛けています。
ちなみにスピーカー10万円キャンペーンはこのクオリティーで作成しています。
キャンペーンだからと決して簡単に作るわけではありません。
シンプルながらも微妙な曲線までちゃんとこだわって作らせていただきます。
そしてこれはエダ君の仕事ですが、やられました・・・。
実にすばらしいツィーター埋め込みです。
レザーでベースを作り、スェードでパネルを作っているのですが、ブレイドはもともと内装にかなりスェードを多用している車です。
そこでレザーとスェードパネルともともとの内装のスェードのカラーバランスが素晴らしい。
さらに形状がまたしびれます。
純正形状を周到しつつ、自然な仕上げとカスタム的な仕上げを両立しているというか、実に素晴らしい出来だと思います。
自分のところの社員を持ちあげるつもりはありません。
素晴らしいものは素晴らしいといいたいだけなのですが、自分がこれを最初からやってこのクオリティーを超えられるかというとなかなか難しいと思います。
パネルももちろん立体ですが、正アールと逆アールのバランスもいいと思います。
ご意見はいろいろあると思いますが、この仕事に自分は一つも文句がありませんでした。
かならずしもこのクオリティーの仕事を毎回出来るわけではないし、これが出来たから自分より技術が高いというわけではありません。
しかしながらこのように自分が焦るようなものを作られると嬉しくもあり、うかうかしていられないという非常に良い刺激となります。
自分も負けていられませんね。作業中のプリウスの天井、ステップワゴンのダッシュボードはこれまた非常に激しいものになる予定です。
オーナー様方、お時間いただきますが今しばらくお待ちくださいね。
今日はほかにもネタがあるのでブログを連発いたします。