
たとえば、増改築の可能不可能は、建築当初に定まる部分が大きいのですが、利用者の中には「もう建築終わってるけど、増改築できるようにしてほしいんです」と、後から要望を出してくる人もいます。
しかし、増改築ができるような住宅に後から変える、というのは並大抵のことではありません。
外構(玄関や外壁、植え込みなどの部分)を作り上げた後では、そういった工夫は中々できなくなりますし、後からやろうとすると、駐車場が妙に狭くなってしまったりと、何かと不具合が出てきてしまいがちです。
ですので、増改築をする可能がある場合は、建築士に頼む段階でお願いするようにしましょう。
最初の内に、十年後、二十年後のカスタマイズのことまで含めて伝えることができれば、後々家族が増えて増改築することになったとしても、スムーズに計画を進めることができます。
逆に、後から「やっぱり増築したいな~」と、増改築の出来る家に変えようとしても、不可能であることも多いので、なるべく増改築の話は、最初の内にまとめておくようにしましょう。